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あらすじ
斗和君は私が一番欲しい言葉をくれるんです
エロゲの「寝取る男」に転生していた斗和。
しかしゲーム開始前だというのに、ヒロインの絢奈は二人きりになると恋人のように甘えてくる。
目を蕩けさせて甘い空気を醸してくる絢奈は可愛くて……だが、自分の隣で幸せに笑う彼女が修への復讐を忘れていないことも知っていた。
彼女の瞳に暗いものを見つけた瞬間【僕は全てを奪われた】のファンディスクがフラッシュバックしてきて――そこでこのエロゲ世界の裏側を知ることに。
絢奈の止まってしまっていた時間を動かして、一緒に前に進みたい。
きっとそこに「自分」が転生してきた意味があるはず。
背徳で濃厚で、そして何より純粋なラブストーリー第2弾!
おすすめ度:★★★★★
感想
愛が『重い』ヒロイン第2巻。
1巻の時点ではいろいろ疑問が残った本作だと思います。
今巻ではそれらの謎も踏まえてすべて解決され、さらに、しっかりと絢奈が救われます。
1巻から徹頭徹尾絢奈の行動の一貫性がわかる内容なのですが、彼女からの視点で見るとしっかりとタイトル回収されています。
また、表紙の絢奈の表情とその伸ばした手の先の”光”がまさに今巻のクライマックスにつながるいい演出に…
主人公である斗和の苦難もまた最高潮になる本巻。
本来の斗和との邂逅と、前世でプレイし、そして開発のコメントを読んだことを思い出し、自分の立ち位置を決める場面はなかなか見ることができない展開。
そして、自分の行為によって誰かが不幸になるということもわかっていますが、行動に移さなければ更なる地獄が待っているのがわかっているからこその行動…
そこに至るまでの斗和の苦悩も見どころの一つ。
そして、やはり一番の注目はそんな中であっても曲がることが無い絢奈の『愛』について。
ヤンデレの一つの可能性を是非この作品で見てみてください。
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