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あらすじ
最推しの裏垢女子・RIKAとクラスのアイドル・茉莉花が同一人物だと知り、不思議な関係を築くことになった勉。
どう見ても付き合っているが、恋愛経験のない勉のために「まずは友人から」と言いつつ刺激に溢れた日常を過ごしていた。
そんなある日、台風の影響で帰宅できなくなった茉莉花から頼み込まれ彼女を自宅に泊めることに！
一緒に夕飯を食べたり、ちょっとえっちな個人撮影会でふたりきりの夜を過ごすうち、お互いの“家族”について知ることになり……？
おすすめ度：★★★★
感想
二人の関係がより深く、強く重なる2巻。
裏垢が起点となって始まったちょっと不思議な関係。
茉莉花のピンチを助けた勉は『友達』という関係になっていたが、そもそもその関係に悩んでいるのは彼らしいというかなんというか…
そしてそんな仲を一気に縮めるチャンスが…
一人暮らしの勉の家に泊まりに来た茉莉花、嵐の夜に二人の仲は深まるも、、、
最終的に茉莉花の長い長い”計画”に巻き込まれる形になった勉だったが、似た者同士ということでどこか波長が合ったのだろう。
ラストでは共依存のような形で収まったがお互いの『問題』が解決したわけではないが、お互いの穴を埋められる存在は見つけることが出来た。
『家族』のために頑張ってきて、新たに出来た『家族』と折り合いをつけることが出来ず”逃げ出した”過去を持つ勉
『家族』に”自分”を見てもらいたくて、様々なことに挑戦し続けてきた茉莉花
『家族』という共通の部分に問題を抱えていた二人だからこそこの関係に至れたのだろう。
今後二人がどういう関係になっていくかはわからないが、続きを読んでみたくなる終わり方だった。
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