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あらすじ
国民的アイドル“ミルフィーユスターズ”のライブも無事終わり、ミルスタのセンター・乙咲玲(おとさき れい)と半同棲生活をする志藤凛太郎(しどう りんたろう)にも夏休みが訪れた。
玲とお忍びでショッピングに出かけ、クラスメイトとプールで遊び……今年の夏は、今までなら想像もできなかったことばかり。
玲との出会いは、凛太郎の日々を大きく変えた。
一方そんな玲は、これまで以上に積極的で……?
「今度の海で、忘れられない思い出を作ろう。――私と、青春しよう」
こうして凛太郎は、ミルスタの三人と約束をしたプライベートビーチへ!
海に水着にBBQ。17才は一度きり。忘れられない夏が始まる――!
おすすめ度:★★★★
感想
夏!!!
海にプールと大忙しの中、玲のアプローチは日に日に積極的になっていき…
様々な水着姿が見れる今巻は本当に眼福です。
問題の”恋”についてはもう大変…
ライブの一件から凛太郎へのアプローチが積極的になった玲、要所要所で凛太郎へアプローチするクラスメイトの梓、さらにその梓のことが好きな柿原とこれだけでおなか一杯なのに、ここにミルスタの残り二人も加わって…
凛太郎が望む”主夫”への道は本当に険しそう…
そしてラストの衝撃発言によりもたらされる状況は…次巻がとても気になるラストでした。
基本的に水着回と言われるものはどんなに多くてもプールと海で2回で、そのレパートリーも周囲のキャラ数+ヒロインとの1対1でそんなに多くないはずが、本作はなぜか水着になる回数が3回・・・???
しかもそのすべてが全く違うタイプの水着+イラストありという感謝感激の内容。
プールへはミルスタの3人ではなく、クラスで仲良くなったメンバーと普段とは違った空気で柿原の恋を応援しつつ、梓からのアプローチをうまくかわしていくという何とも大変な内容に。
梓は玲というまだ見ぬ強敵相手にどこまで追いすがることができるのか、まだまだ遠回りしていて不遇な扱いになっていますが今後の彼女の行動に注目か?
そしてクラスで遊びに行ったということは、彼に胃袋を掴まれ、現在積極的になっている玲率いるミルスタと何もないわけがなく、海回!!!
いつもの三人の仲がいい光景に尊さを感じながら、BBQおいしそうだなぁっと全く違う感想を(笑)
駅からペンションに行くために徒歩を選んだ凛太郎だが、始めていく場所で、移動手段があるにもかかわらず徒歩を選ぶのは愚策だと…
ちなみに過去に自分もやらかして同じような彼と同じようなことを思ったことがあるので、すごい共感できました。
あと一回の水着シーンは是非本巻を買って読んでみてください。
それにしても今巻の玲は本当にすごい!
1巻のころと比べると全くと言っていいほど違う行動が目立ち、その積極性が発揮されています。
凛太郎自身梓のまっすぐな気持ちにも、玲からのアプローチもわかっているにもかかわらず、当初の目的通りの将来を手に入れるためにかわし続けている姿に感心してしまいます。
確かに彼の望む未来を手に入れるために、梓は安定した収入が未来のことなので見込めない。玲は”現在”の収入は問題なくても『アイドル』という職業上将来的に安定しているとは言いずらいという玲に対して思うところがあってもそこが引っかかってしまいます。
それでも、ボディータッチやデートと言った1巻の時点ではやってこなかった積極的なアプローチの数々を見ると、本当に好きなんだということがわかる行動が多くあります。
さらに1巻以上に”嫉妬”するかわいらしい姿も多く見受けられるようになり、様々な表情を楽しむことができるようになったのも魅力の一つ。
ここからどのように彼女たちは彼へアプローチを重ね、一つしかない椅子へ座ることができるのか…
ある意味膠着状態かと思われる現状を破壊する一手が打たれたことにより、望む望まぬ関係なく事態が動き出すことは確定したラスト。
多くの女性から思われている凛太郎はこの局面をどのように切り抜け将来の夢をかなえるのか…
そして意外と嫉妬深いことが分かった玲はどのような行動に出るのか、ミルスタ内の仲も変化するのか次巻がとても楽しみになるエピローグでした。