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あらすじ
復活した新人類の切り札、知能を持つ要塞『アルカディア』。
その傀儡となった帝国は、旧人類の末裔である王国を滅ぼすべく、留学中のヘリングにリオンの暗殺を命じる。
それを察したリオンは、自身の進むべき道に葛藤する。
このまま帝国との戦争に突入するか、親類縁者を引き連れ宇宙へと逃げるか。
リオンの下した決断は……。
おすすめ度:★★★★★
感想
まず、今巻も表紙がいいですね。
二人の関係がわかっているだけに感慨深い気持ちにも…
ある意味最後の平和な瞬間なだけにこの笑顔はまぶしいです。
さて、前の巻である11巻で大国である帝国との和平もありえたかもしれない状況だったのが、太古の昔から続いていた戦争によって止めることができない状況に。
多くの転生者が登場し、それぞれの思惑や状況、理由から行動していた最終章ですが、ここに来て、最悪の横槍が…
前の巻で皇帝が暗殺されたことを発端に雲息が悪くなる状況。
そして最悪の展開に…
今まで隠されていた秘密も表面化…
今までで最も難しい”選択”を迫られるリオン。
様々な”人”、王国の”未来”、そして何より”家族”。
ここだけ見るとなぜか少年誌の主人公に見えて本当にリオンか?という疑問も思えますが、これまでの彼の行動を鑑みると納得の”選択”
web版とは変わって今までの”縁”を手繰り寄せ、リオンは取り返しのつかない”選択”を…
あれ、、、web版では最後の最後に増えたけど、一応円満だったし…きっと大丈夫…
さらに婚約者である3人もそれぞれの”出来ること”、成長をしっかり見せてもらいました。
もちろん、マリエと5人もそれぞれの成長を見せてもらえる場面があり、今巻はそういった意味でも総括だったと思います。
これで最終戦に向かっての準備ができましたが、ここからどうなるのかとても気になります。
個人的にはweb版のラストはweb作品に関わらず涙腺に来るものがあり、あの感動がどのように展開されるのか期待が膨らみます。