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あらすじ
苺原樹――年齢は二十代後半。既婚者。職業は高校教師。そんな私が、10歳年下の教え子の女子高生に手を出してしまった。
生徒の名前は戸川凛。私より背が高くて、温和でどこか幼くて、顔がいい。そしてとてもいい子。家庭環境に問題のあった彼女を気にかけているうちに、いつしかベッドの上で唇を重ねていた。
これは間違いなく裏切りで不倫で犯罪で。身の破滅を招き寄せる要素を、よくもこれだけ集めて。
――なぜこんなことになってしまったんだろう。
淫らで不貞で、でもどこかあたたかい。女教師と女子生徒の恋愛小説。
おすすめ度：★★★★★
感想
さて…
不道徳系が好きな人垂涎の作品!!!
”百合”・”不倫”・”立場”結構全盛の本作。
表紙とタイトルまんまの作品ではあるが、最初は本当に【先生】と【生徒】の関係が強かったが、徐々に惹かれていく様子が◎
自分の気持ちに困惑しつつも”立場”から蓋をする様子。
徐々に自分の気持ちに振り回される両者。
そして、引き返せない場所まで…
ラストの幕間で【先生】が酔って覚えていない”ボーダー”を越えた部分がどう影響を与えるかが次回に期待。
夫婦としての関係性も微妙に映ってしまうのも本作のキモ。
最初に提示したジャンルが好きな人には刺さる作品になっているので、是非読んでみてください。
不道徳感がとてもいいです!!!
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