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あらすじ
水族館デートの帰り道、佐々木絢音からキスされた槇島祐太郎はようやく自分の気持ちに気づくことができた。
恋も試合も結果で応えるしかない。そう決意した祐太郎は絢音に一通のメッセージを送る。
『五月十六日に天皇杯の1回戦があるんだ。大事な試合だから、絶対観にきて欲しい』
アイドルを辞めてから見失っていたアツい何か。自分の才能と周りの才能とのギャップ。
悩みを持っていた二人は、合コンで出会い、そして新しい一歩を踏み出し始めた!
合コンから始まるサクセス系ラブコメ、最終巻!
おすすめ度:★★★★★
感想
まずは無事に完結おめでとうございます!
シリーズを通してとても丸く収められたように感じる作品でした。
特に波乱が起きるわけでもなく、”人生”におけるターニングポイントをしっかりと自らの行動によって選択して言っているかのよう。
もとをただせば確かに餌でつられた『合コン』への参加がきっかけとはいえ、お互いに最良のパートナーとの”出会い”の場としては成功だったかと。
そして、そこを起点に様々なことが変っていくのですが、そこは本作を読んで巡ってもらいたい。
内容としてはまさに今までの集大成と言ってもいい内容。
絢音との恋人関係、サッカーに対する心持、恩師への恩返しと充実した内容。
”将来”についても語られ、絢音自身も自らの身の振り方を考えるフェイズへ。
祐太郎と共にいることが”一番になった”ことで元の職業への未練も立ち消え、別の道が見えたのはすごいともいえる。
そんな一生懸命動いている絢音を通して”自信”をつけていく祐太郎。
本作の最終戦ではそれがよくわかる描写もあり、共感できたりしました。
二人が望んだ道に進んでいる姿も見れ、友人たちもそれぞれの道を歩んでいることが語られたので、彼らの語られない今後に幸あれ。
なかなか完結までが難しくなってきている昨今で完結本当におめでとうございます!
あとがきで触れられていますが、”出会い”の中には人だけではなく様々なものに変換できると思いますので、皆様にも『良縁』がありますように。
←人数合わせで合コンに参加した俺は、なぜか余り物になってた元人気アイドルで国宝級の美少女をお持ち帰りしました。2