こんにちは♪
本日の一冊はこちら
あらすじ
昔から何かと女性関係のトラブルに巻き込まれる俺、九重雪兎。
そんな俺と三条寺先生の身に覚えのない淫行の証拠写真が届き、学校で聞き取り調査を受けることに!
俺の鋭い洞察力によって疑いはすぐ晴れたものの、写真を送ってきた犯人はわからない。
見えない悪意に憔悴していく三条寺先生だったが――
「私も忘れつつありました。もう一人の当事者だった彼のことを」
全ては俺もすっかり忘れていた因縁から始まっていた!
かつて救われなかった者の悪意と向き合った時、彼女の出す答えとは……?
傷つきすぎた彼と傷つけた彼女達が紡ぐ勘違いラブコメディ、第6巻!
おすすめ度:★★★★
感想
なんだかんだと6巻。
今回のメインはなにかと巻き込まれていたほうの三条寺先生。
小学校の時の苦い思い出と後悔と共に過ごしてきた彼女ですが、今回はどんな騒動を連れてきたのか楽しみにしていたところ、結構驚きましたね。
なんと、今回の題材は最近騒がれていたAIについて!!?
賛否のある題材だけに結構面白い着眼点だなぁと感心しつつ、今回は加工でしたが、それでも改めて考えさせられる内容だと思います。
難しい題材なだけに軽率なことが言えないのももどかしいところ…
早急な法体制をしっかりしてほしいですね。
そんな今巻ですが、小学生時代の怨恨が牙をむきます。
雪兎自身はねちねち引きずるタイプではないので相手が可哀そうになってきますが、そこは雪兎クオリティということで。
そしてそんな過去の亡霊が狙い定めたのが自分を”救ってくれなかった”三条寺先生と自分を”堕とした”雪兎ということなのですが…
自業自得の面が強くてあまり擁護が出来ないどころか、普通に犯罪行為に手を染めているあたり救えない…
一応小学生という成長途中だったことを考慮すると彼も被害者と言えば被害者ですが、元凶だしなぁ…
そんな過去の亡霊と生まれ変わった雪兎はどう対面するのか楽しんでください。
ちなみに今巻も雪兎を振り回す女性人たちの姿は必見です。
次巻は学園祭ということで華やかになるのか…
”悪意”は水面下で広がっており、それが雪兎の周囲にも及びそうですが、どのような展開が待っているのか楽しみです。
←俺にトラウマを与えた女子達がチラチラ見てくるけど、残念ですが手遅れです 5