孤高の王と陽だまりの花嫁が最幸の夫婦になるまで 1

HJ文庫

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あらすじ


おすすめ度:★★★★★


感想


 『正しいことが万人にとって正しく映るとは限らない』というのがよくわかる作品。

 国のために心を鬼にして改善していく主人公に対して、周りの評価は最悪。

 さらに強権による政策も合わさって裏では裏切りの相談まで…

 そんな気が休まらない彼の下に来たのは政略結婚により隣国から来たヒロイン。

 このヒロインも特殊ないでたちのせいで感覚がおかしい部分があるが、とても好感が持てるタイプ。

 もちろん、好感が持てる=上に立つ才能があるとは言わないが、そこに関しては作中でも言われているが、今後の彼女の頑張り次第。

 頭の回転はいいので、本当にどこまで成長するか楽しみなヒロインです。

 彼女の元来の明るい性格が、徐々に主人公の心を溶かし、唯一と言っていい安らぎの場所となっているので、本当にいい関係が築けているというのもポイント的に高い。

 一つの問題から芋づる式に次の問題が浮上して今巻は終わったが、次巻はいったいどのような決着をつけるのか…

 今後が楽しみな作品です。

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