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あらすじ
今度は俺が、小学生の「犬」になる!
『真夏の小学生チョコレート連続殺人事件』を解決したあと、夏休み明けのこと。
どこにでもいる男子高校生・夏目幸路は小学五年生の女の子に犬として飼われていた。
犬ぅ~!?
これ、マジで犬。
風町鈴というダウナー系ロリっ娘が、例のごとくトラウマサヴァンで、俺をランドセルで殴って気絶させ、〈姿を偽装する〉能力で俺を犬にしたのだ。
周りの人には、俺が犬にしかみえないし、俺も犬っぽい行動をとってしまう。首輪をつけられ元気に「ワン!」と吠えるし、ボールが転がると追いかける。
おすすめ度：★★★★
感想
1巻では猫になった”小学生”を『飼い』…
2巻では犬になって”小学生”に『飼われ』…
こうやって並べてみるともう、手遅れ感満載の本作品。
内容を見てみても1巻では同級生による『連続殺人事件』に巻き込まれ…
今巻ではなぜか個性豊かな『殺し屋集団』に追い回されるという(笑)
同作者様の『二番目彼女』と全く違うジャンルだけに違うベクトルの面白さがあり、こっちはサスペンスの中にコメディが結構多く、今巻も面白かったです。
コメディ部分が無ければどこまでもシリアスになる展開だけに余計に思いますね。
今巻のメインは『裏金』『陰謀論』『逃走』と前回より敵対勢力が大幅に大きくなり、なんと『国家権力』が敵!!!
誰も信用できない中でどのように解決するのか、その結末が予想と違ってよかった。
そして二人目の”小学生”からも好意を寄せられ、世間的に危ない立ち位置になってきている気が…
メンヘラが増えてきているが、ヒロインレースはいったいどうなるか？
今後に期待できる作品です。
ちなみに、次回はどんな事件に巻き込まれて、新たに小学生を侍らせるのか…
本当に楽しみです。
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