日本語が話せないロシア人美少女転入生が頼れるのは、多言語マスターの俺1人3

ラノベ

 こんにちは♪

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あらすじ

「ええっと、俺たち……付き合い始めました」
チーナと晴れて恋人同士になった伊織。
世界規模で巡り合った最強カップルの爆誕だ。
そして迎えた三学期。生徒会長が転校のため代わることになる。
新しい生徒会長が提案したのは――校則への恋愛禁止の追加!?
仲間たちの協力もあり、なんとか恋愛禁止の撤回に成功する伊織。
やがて時が過ぎ――。
受験勉強や就職活動など、それぞれの選択が迫られる季節に。
伊織やチーナたちの選んだ将来は――


おすすめ度:★★★


感想


 もともとは2巻の時点で一区切りついていたことから購入を考えていましたが、今巻でラストだということで購入。

 ということで、どのような形であれ完結おめでとうございます。

 2巻で血のつながった家族との訣別、そして新たな家族とのつながり、なによりチーナとの交際と伊織にとって最高の出来事が続き、ひと段落といったところから、今巻で最終ということでどうなるのかとちょっとの心配も。

 まず最初に感じたのは結構な急ぎ足だったかなと。

 最終巻ということでラストまで何とか詰め込んだせいなのか一つ一つのエピソードが弱め。

 それなのにイベントは多く、無理やり重ねるという何とも言えない感じに。

 最後の最後に『他言語マスター』の本領発揮と言っていいほどの活躍をしたのはタイトル回収か?変異回収しないよりはよかったかと。

 伊織とチーナの交際もようは個人的には不完全燃焼と言えなくない。

 ほかのイベントと重なっているというのもあるが、イベントが多すぎて日常が浸食され、2巻までの心温まる情景はあまりなかった感じ。

 そしてそれぞれの”将来”についての話題も重要なはずなのに結構ふんわり。

 ラストには幸せそうなチーナのイラストとともに幸せな”未来”が描かれていたのはよかったです。

 一つの作品の完結おめでとうございます。次回作も楽しみにしています。

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