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あらすじ
大人のモラトリアム“最終巻”。
「ごめんーーちょっと、考えさせて」二度目の告白をした、あの日からしばらく。冬は未だに糸と連絡が取れておらず、落ち着きのない日々を過ごしていた。
通知が来るたびに、もしかしてと思ってスマホを見ては、落ち込む。そんな不毛を繰り返していると、突然糸からメッセージが届いた。『このたび私、皆瀬糸主宰リアル謎解きゲーム「糸ちゃんの挑戦状」を開催いたします。』謎を解いていくうちに、明かされる糸の真意。そして冬は、今まで見つめてこなかった、本当の“皆瀬糸”と向き合うことになるーー。社会から逃げ続けた二人の物語、ここに完結。
おすすめ度:★★★★★
感想
・・・完結おめでとうございます!
最後にはいろいろすっきりすることが出来たのはよかった。
個人的には短いので全巻通して読んでもらえると嬉しい作品。
1巻から3巻は”大人”らしい付き合い方で徐々に”将来”に向けて行動しているように見えていたところに最終巻はそれまでとは変わった形に…
今まで『冬』の心を中心に語られ、表現されていた本作。
今巻では『糸』の”本心”が如実に語られ、今までもあった独特の言い回しによる”謎”。
話が進むにつれて赤裸々になっていく『糸』の本心もよかった。
”大人”になり切れなかった”子供”の二人が、何年越しにかわされた”本心”による”会話”等人間味ある行動が素晴らしかった。
何よりタイトルの伏線が想像以上にくるものも…これに関しては本編を読んでみてください。
是非多くの人に読んでみてほしい作品です。
作者様の次回作にも期待しています。
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