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あらすじ
恋愛依存の教え子と、秘密の悪い恋をしている――
「学校で自分が受け持つ生徒と密会。……興奮する?」
桐原との誰にも言えない特別な関係は、俺が教師として森瓦高校に赴任したことがきっかけにはじまった。学校では真面目で先生からの信頼も厚い生徒会長だが、二人きりのときはいたずらっぽく、甘えたがりで嫉妬深い。週末は彼女の家で食事を作り、一緒にゲームをして、まるで恋人のように甘やかす。弱みを握られていることで拒絶もできず、良くないとは思いながらも毎日少しずつ秘密を重ねていって……。
「先生のことを好きって気持ち、すごく大きくなっているんだ」
素直に気持ちをぶつけてくる桐原に、抑えていた想いも大きくなっていく。バレたら終わりなのに、その意識が逆に拍車をかけていき――。
おすすめ度:★★★★
感想
教師と生徒の禁断の恋愛ものだが、題材としてはありふれてはいるが、その多くは”女性”教師と男子生徒の組み合わせが多い印象ですが、本作では逆で、”男性”教師と女子生徒の禁断の物語。
不運が重なった主人公が、年齢を偽って交流を持ったヒロインと衝撃的な出会いを得て、積極的過ぎる彼女に振り回されるのがメイン。
ヒロインの想いっきりがよく、積極的に動きつつも主人公の立場もしっかりと理解し、迷惑にならないように立ち回っている様子が他作品に比べて動きが大きくて良き。
一度はその関係が危ぶまれる展開もあったが、主人公の深い部分まで食い込んでいたヒロインの大勝利。
誉められた関係ではないが、愛する彼女のため、行動する姿には心を打たれた。
そして、今回の問題をすべて解決し、改めて彼女の卒業を待ちつつ、関係を隠して付き合うことを決めた二人、、、正直このジャンルで1巻の時点でここまで関係が強固になるパターンは稀なので思いっきりがよく、ここからどのように隠していくのか楽しみです。
さらにラストには更なる波乱を告げる展開に…
愛に飢え、独占欲の強いヒロインが次の荒波をどのように乗り越えるのか次巻が楽しみな作品です。