断頭台の花嫁 世界を滅ぼすふつつかな竜姫ですが。

ファンタジア文庫

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あらすじ

「世界を救うためです――さあ、愛しあいましょう」
『判決。呼称番号FF03-100、伊良子燐音を死刑とする』
世界を滅ぼす〔災厄〕として、少女は【断頭台】へと移送された――はずだった。
奇跡か運命か、彼女を乗せた航空機は何者かに撃墜され、少年・太宰龍之介の眼前に《竜》が降り立った。
「人類の危機を救うために、私とケッコンしてください」「!?」
《竜》の少女・燐音の暴走を鎮め、人類滅亡を避く唯一の方法は、龍之介が彼女と《結合魂魄術式》-略称:ケッコン-を結び、愛しあうこと!?
かくして、世界を救うためのふたりの同居生活が始まっ――
「もはや我々は番〈つがい〉です。私のこと、好きにしていいんですよ」
……このドラゴン娘、毎晩ふとんに入ってくるので困ります。


おすすめ度:★★★


感想


 設定自体は結構好みの作品。

 冒頭を読むとダークファンタジー寄りで、重めの作品かと思ったが、そんなことはなく、蓋を開けてみたらバトルありのゴリゴリのラブコメ。

 幻想上の生物の因子をその身に宿した少女たちと織りなす物語だが、ヒロインがみな可愛く、いがみ合いながらも主人公の気を惹こうとあの手この手を使う姿は結構ほほえましく読めました。

 1巻からメタ要素や敵の黒幕?みたいなものも登場し、今後の展開がとても楽しみになる展開。

 現状ヒロインになりえそうなのは4人だが、今後どうなるか…

 昔のよきハーレムものということで、今後どのような少女が登場するかも楽しみな作品です。

 幻想上の生物の特徴を持った少女たちと織りなすという、どこかで読んだことがありそうな設定が昔ながらでいい塩梅に。

 人外の力を得るということでそれ相応のデメリットも存在している点がグッド。

 今回は2種類の因子が登場したが、今後残りの5種の登場、個性的なヒロインの登場は期待できそう。

 主人公がヒロインたちに対する安全装置のような役割を担い、それに引き寄せられるように集まるのは本能からくるものか?

 主人公の能力自体も気になるところだが、孤独の中にあった少女たちがどのような顔を見せてくれるのか…

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