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あらすじ
全日本マジック・アーツ大会に向け合宿に臨む茉莉花。助っ人はあの人物!?
白熱の九校戦が幕を閉じて充実感に浸るアリサたち。だが茉莉花にとって夏はまだ終わらない。全日本マーシャル・マジック・アーツ大会が目前に控えているからだ。
宿命のライバル・一条茜への雪辱に燃える茉莉花は、更なるレベルアップのため、マジック・アーツ部の合宿に参加する。
同行するアリサたちと特訓をしたり、川原で水遊びをしたりと楽しくも充実した日々を過ごす茉莉花だが、打倒・茜へあと一歩何かが足りずに悩む。
そこに助っ人として現れたのは、第一高校伝説の卒業生・司波達也の友人だった、千葉エリカと西城レオンハルトで――。
おすすめ度:★★★★
感想
九校戦も終わり、夏休みも後半戦。
茜へのリベンジに燃える茉莉花は部活やいつもの面々とともに合宿へ。
『劣等生』では達也自身忙しい+部活ではなく生徒会や風紀委員が活動の中心だったこともあり、本当にこういう『ザ・青春』といったイベントはほぼなかったですから結構新鮮。
そして表紙ですでに登場している懐かしのキャラがここで登場!!!
確かに【武芸】という一点において彼女以上に適切な人物は本作にいないということはわかります。
久しぶりに登場した二人と茉莉花の姿勢を見せられ、一瞬ジャンル間違えたか?と言える内容に(笑)
エリカという爆弾を登場させたことで茉莉花は今後どのような方向性で成長していくのか…
今巻は茉莉花がメインの話だったのでアリサの出番は少なめですが、狙ったように百合場面を作りだそうとするのはちょっと違うかな?
一応これでひと段落?ついたということなので次巻からどのような展開が待っているのか、そしてエリカに目をつけられた茉莉花だが、彼女と行動を共にするということはどこかで”彼”と道が交差する可能性があるということ…
『メイジアンカンパニー』と『キグナス』が交わる世界線はあるのか?
こういう部分も注目していきたいですね。
てっきりメイジアンカンパニーのほうで登場するかと思われた旧友の二人がここで登場には驚きました。
二人が登場したことで元々本シリーズで避けては通れない『司波達也』という渦とどのように付き合っていくのか…
今巻ではしょうがないとは言え、達也の名前がいつも以上に登場し、その影響力を見せつけられる場面も…
さらに今回レオから茉莉花にわたった魔法ですが、作中では『未知』という風にぼかされていましたが、原理を読めばそれが達也の固有魔法の一つだということが予想できます(おおむねあっていると思っても間違っている可能性は有るから・・・)
これでシリーズを通して登場してないのはあと『美月』と『幹比古』の二人だが、この二人はどのような形で登場するのか、それとも期待を裏切って登場しないのか、ちょっと気になるところ。
本作もそうだが、もう一作である『メイジアンカンパニー』ともども続きがとても気になります。