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あらすじ
物語はなぜか、ミステリ展開へ–!?
とある日の深夜。学園内の男子寮にて、悲鳴がこだまする。被害者はAクラスの男子生徒。どうやら、殺人未遂事件が何者かの手によって引き起こされてしまったのだそうだ。不幸中の幸いか、被害者は特に外傷もなく、元気な様子。そんな不安にどよめく渦中に行われた、二回目の優劣比較決闘戦。内容は、今回の事件の犯人を見つけること!? 果たして、犯人は誰なのか? そもそもこれはマウントに関係があるのか? そして何故か突発的に発生した、本格中華辛いものガマン大会は誰が制するのか!? 真実はいつもひとつ……のはず!
おすすめ度:★★★
感想
・・・まず初めに主人公と同じように読んでいて”慣れて”しまったのか、最初のころのウザさが感じられない…
1巻ではあれほどウザく感じられた千里たちの発言がどこか普通に受け入れられている自分がいる…
しかも、今巻はそんなウザさ成分が少な目。
マウントを取ることをメインに置いた作品でどのようにミステリーにつなげるのか不思議でしたし、結構本気でタネとか考えていたのが馬鹿馬鹿しくなる内容に、らしいなぁと。
やはりこのようなコメディ系の作品のミステリーなんて真剣に考えるだけ無駄ですね。
実際作中でも結構本格的に捜査・討論していたのですが、蓋を開けてみたらいつもの感じに。
さて、表紙からわかる通り、今巻のメインは翼となります。
1巻からの登場にも関わらず、そのキャラ性と周囲のキャラの濃さから作品自体についてこれるか疑問も抱きましたが、今巻で多少は払拭。
彼女だけでなく誰しもが持つ二面性が際立つ展開になりましたが、影が薄くなっていたところだったので十分なものに。
毎度のことながら他作品からのオマージュ部分により、何とも言えない雰囲気になっていましたが、ギャグ系の作品なんてこんなもん。
今回の活躍を機に今後どうなっていくのか楽しみですね。
作品自体悪いわけではないのに、失速気味に感じるのはやはり”慣れ”なのか…
いろんなタイプのマウントの型によるキャラの濃さには驚きますが、、、
もはや展開ではなく、初見の時のような『こいつらウゼェ』と思わせるような展開が待っているかのほうが楽しみになっている作品です。