こんにちは♪
本日の一冊はこちら
あらすじ
『国陥としの吸血姫』という異名で恐れられる真祖・アンジェリカは、
今日も一つの国を魔法で燃やし尽くした。
その理由とは――
「マー―マ――！」
かわいすぎる娘のためだった!?
森で拾った人間の赤ちゃんを連れ帰り育てるうちに、
ぷにぷにお肌や穢れを知らない純粋さにノックアウト。
平気で人殺しをする冷酷さはどこへやらで、デレデレ溺愛ライフを過ごしていた。
そんなある日、実は「聖女」という特別な存在であった娘・パールを狙い、
愚かな国王が誘拐計画をしかけてきた。
これには当然怒り心頭！
容赦という言葉を忘れた「ママ」は、どんな残酷な手を使ってでも敵を殲滅する！
チートな最強吸血姫が愛ゆえに大暴れ!? 親バカダークファンタジー！
おすすめ度：★★★
感想
章の中に単話が大量にあり、細かく区切ったり、少しの時間で読んでいくには読みやすく、初心者には読みやすいのでは？
内容としては題名からもわかる通り、最強キャラの子育てもの。
吸血鬼のお姫様が聖女を育て、母娘ともども最強になっていくというわかりやすい内容。
ダークファンタジーとは銘打ってはいるが、それほどダークっぽさはなく、ただの親ばか物語。
上記した通り、細かい話で区切られているので、書籍というよりもまんまweb小説の感じで読むことができるのは本当のライト層にとってはとっつきやすくていいかもしれない。
また、メインである母娘はもちろん、そのわきを固める人物たちも今巻だけを見るならオーバーパワーなレベルなので、些細な問題も結構力業で解決できてしまう爽快感はあるかと。
逆に純粋な”物語”を読みたい人にとっては区切られ過ぎて逆に物足りなさを感じるか？
今巻では登場人物たちの立ち位置を明確にするもので、聖女の周りがどれだけ彼女を甘やかしているかというものと、吸血鬼の母親がどれだけ溺愛しているかが確認できればいいです。
それ以外についてはまぁ、人間臭さがいい感じに出ていていいのかな？
次巻もすでに決まっており、ほかの種族や同族も登場するらしいので、どのように物語が展開し、母娘ともどもどのように活躍するか楽しみです。
