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あらすじ
陰キャボッチの少年・小暮秋良と美人生徒会長の高崎雫花は騒動を経て無事カップルに「うわーん! うまく告白できないよぉぉぉ」なっていなかった。雫花は今度こそ告白しようと一念発起し秋良をデートに誘うのだが?
おすすめ度:★★★
一言:導入としての設定としてはよかったが、同じような展開が続くせいかヤンキー設定はもうおなか一杯。
感想
白馬の王子様にあこがれる雫花の常人の斜め上を行く発想によりヤンキーとして上りつめ、理想の男(秋良)とであったことで物語がスタートという、ヤンキー漫画のようなノリと展開を絡めることに成功した作品だが、闘争シーンについては一方的かつ内容も薄く、1巻の時点で結構おなか一杯。
今巻もヤンキー作品らしく?ふさわしい問題が発生しますが…
1巻と同じように問題提起→少しの下調べ→ワンパン解決という今後の展開に不可欠で、絶賛大量の伏線を張っている最中だと言うならいうことはないが、基本的にはこの流れなのでどことなく無理やり入れている感がぬぐえない。
時代劇や戦隊ヒーローシリーズのような”お約束”ができているのでそういうのが好きな人にはくるものがあるかと。
肝心のラブコメについてはヘタレの雫花とボッチをこじらせた朴念仁の秋良のぎこちない展開が続くという…
オブザーバー的にな立ち位置についている美藍が様々な策を雫花に授け、それを頑張って実行しようとするも一歩が踏み出せないじれじれした様子を見るのは結構ニヤニヤできていい感じ。
頑張って秋良に自分の気持ちを伝えようと目をぐるぐるさせながら挙動不審に陥って、真っ赤になって照れる雫花は最高です。
ヤンキー展開は話がどんどん大きくなっていき、そして雫花との間にできる盛大な齟齬。
今後の展開は不明だが、どんなに大きな敵が現れても基本的には”お約束”でなんとかなりそうだし、それを足掛けに2人の仲を強固なものにするのは予想できるので、あとは雫花がラストの勘違いから今後どのように秋良に接し、彼の活動に手を貸していくのかに注目。
それにしても、短期間に2人も教員を退職に追い込んだんだが、不祥事続きになっているこの学校の今後は大丈夫なのか?
しかもそれ二つともヤンキーが絡み、バックに何があるにしてもそんな学校に子供を通わせるのか?
創作だとわかっていてもツッコミどころが満載の今回の”敵”でした…