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あらすじ
波乱の学祭をきっかけに、伊織の妹・美鶴が知ることになった“天道つかさの過去”――さらに伊織の高校時代の先輩にして、つかさに恋人を寝取られた“被害者”でもある沢城麻里奈が現れ、事態はさらに混迷を深めることに。
変えられない過去と潔癖な少女の想いに向き合うため、伊織とつかさは志野家へ向かうのだが……?
おすすめ度:★★★★★
感想
自らの過去の行いによって志野の妹からの印象が最悪のつかさ。
将来のために関係を改善するため+家族への顔合わせも込みで志野家へ。
どういう展開になっても面白そうではあるが、なんか、人間臭くて好きなんですよね。
美鶴のつかさへの想いもわかるし、志野と出会ってから自らの過去を悔いるつかさの気持ちもわかる。
それでも変えられない過去を悔いるより未来を選んだつかさの”強さ”
そして顔合わせを無事に済ませるも、美鶴との関係改善はなかなかうまくいかないというのも個人的には好み。
ここまでリアル系できて、最後にご都合主義よろしく、会話してすんなり和解しましたとか逆に冷える…
さらに、母親もいいキャラしてる。
仕事など、”取りつくること”を知っている人はわかると思いますが、どれだけ相手を嫌おうといい顔をしないといけない場面は多々あります。
それを体現していると言ってもいい対応と、志野との会話から見える”本音”。
そういった点から結構読んでいてすっと飲み込めた。
当初の目的も一応表面上はという前置きと共に前進したので今後に期待。
ラストもきれいだったのでいい作品でした。
物語としてはここで終わりですが、二人の未来に幸あれ。
完結おめでとうございます!!!
←続々・「美人でお金持ちの彼女が欲しい」と言ったら、ワケあり女子がやってきた件。
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