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あらすじ
新たな少女魔剣士候補登場!
皇国の動乱の中、ジンたちはどう動く!?
ヴァルデマル皇国の建国記念日、突如起きた皇太子襲撃事件。
その場に居合わせたジンやリネットらの活躍でなんとか事態は収束したが、謎めいた事件の経緯は、国内に不穏な余韻を残す。その後、期せずして腕を見込まれたジンたちは、女好きの皇子・クリフォードの護衛を引き受けることに。
だが、一見奔放すぎる皇子の態度の裏には、意外な事情が隠されていて……?
今巻では新たな少女魔剣士候補・ミラベルも登場!
皇国をめぐる陰謀の闇を、双つの絶対魔剣が切り裂くシリーズ第2弾!
おすすめ度:★★★
感想
前巻から時は流れて半年。
前巻のラストで魔剣術を習う多くの少女たちがいたが、今回のお披露目はまずは予想通りリネットの親友である【ルーシャ】他4名という結果。
この半年の間にどのような訓練を科していたかは不明だが、リネットを教えていたノウハウは活かせれたのか?(個人的にこういう幕間の話好きなので短編とかで出てくれると嬉しい)
前回の学院襲撃という結構大きな事件から半年で騒動って…
しかも、学院という教育機関ではなく皇太子という次世代のトップを狙うって・・・
確かに戦略としては悪くないですし、合理的だと思うのですが…
それにしても『暗殺貴族』が”護衛”って(笑)
こちらも結構合理的な判断だとは思いますが、ジン先生の負担が大きすぎる気はします。
人材不足というどこでも頭を抱える問題をどのように解決するのか今後が楽しみです。
そして、前巻でも登場した敵国の謎の少女。
今巻ではその正体の一部が判明したわけですが、では一体”いつ”、”どこで”そうなったのか、、、
今後この伏線が回収されるのがとても楽しみです。
騒然な事件を経験し、やってきた建国記念という記念すべき日から始まる次なる騒動。
護衛の騎士たちからの突然の皇太子襲撃を機に始まる次なる騒動の幕開けという待っていた展開。
そこからまさか護衛という暗殺とはほぼ真逆の立ち位置になるとは思いませんでした。
確かに元凶を探し当てて暗殺するという行動を取るには情報が少ないので無理なのはわかっていましたが、対応が後手後手に…
前回もそうでしたが、相手のほうが暗殺という手段を取っているあたり”暗殺貴族”の名がかわいそうなことに…
次巻ではまた違う展開(今度こそ暗殺をする展開)が待ち受けていることを期待しています。
今巻ではさらにガランド侯爵唯一のメイドのユリシアの実力も垣間見ることが。
様々な武器を生み出す彼女だが、さらに魔術戦も素敵にこなす姿はすごいと圧巻。
欠点は料理ができないことと運動音痴くらいか?
彼女も今後どのような活躍をし、ジンとの関係が変わるのかも楽しみの一つです。