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あらすじ
『コンパス』に導かれ、達也は伝説の都シャンバラを求めてIPUへ――!
USNAのシャスタ山から出土した『導師の石板』と『コンパス』。この二つの道具はともに、古代の高度魔法文明都市・シャンバラへの道を示すものではないかと考える達也は、光宣にコンパスを預け、観測を依頼する。
調査の結果、シャンバラの遺跡が中央アジアにあるのではと考えた達也は、メイジアン・ソサエティとFEHRの提携書署名式のためにインド・ペルシア連邦へと向かう。
一方、警察からの強制捜査を逃れたFAIRのリーダー、ロッキー・ディーンのもとにある男が訪ねてくる。その人物は大亜連合の特殊工作部隊『八仙』の一人だと名乗っており……。
おすすめ度:★★★★
感想
伝説の都市シャンバラをめぐる争いが開幕する今巻、新たな舞台に移動するとこで、新たな味方・敵が出現し、ますます面白くなっています。
遺跡から発掘された『地図』や『コンパス』を頼りに様々な組織が一か所に集約し始めるのはトレジャー系の面白いところ。
また、それぞれの思惑も複雑に絡み合い、その結果どのような展開が待っているのかなかなか読めない状況。
もちろん、現地の組織はそんな周囲の思惑など”今”は関係なく、元々の行動原理で行動しているが、今後それがどのように変化するのかも楽しみです。
もちろん、最後まで独自の思惑で動いてくれても一向にかまいません。
4巻までは新たな関係性や、世界観を広げるための序章のような立ち位置でしたが、今巻から本作の面白い要素が一気に増えた気がします。
新たに現れた大亜連合の”敵”を目の前にし、達也達はどのような活躍を見せてくれるのか、そして、今作のメインとして扱われる『シャンバラ』にはいったい何が存在するのか楽しみが付きません。