義妹生活14

MF文庫j

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あらすじ

兄妹ではしないこと。恋人だからできること。
高校――そんな限られた狭い場所にいるだけでは見えないものがたくさんあるのだと。
自分の人生をより良いものにするために。
二人の関係をより良いものにするために。
沙季は、ある決断をくだす――。
卒業旅行、テーマパーク、お笑い、水族館、大学生活開始、インターンシップ、子づくりの相談。
自立の時を迎える“兄妹”が距離を越えた証を求め合う恋愛生活小説、第14弾。


おすすめ度:★★★★★


感想


 前の巻での”卒業”という一つの節目を迎え、新たな一歩を踏み出す巻になるのだが、今巻は前半と後半で話の雰囲気が変わっている。

 前半は今まで過ごした高校での総決算という形で”卒業旅行”編

 後半では新たな生活基盤となってくる”大学”編

 まず前半では今まで一緒に過ごしてきた親友を誘った4人での卒業旅行へ。

 大学受験が終わってからだったので国内での旅行だが、行く前から楽しそうな姿が結構印象的。

 実際に卒業旅行に限らず、旅行に行く人はわかると思いますが、計画の段階で結構楽しんですよね。

 そして行先は”大阪”へ決定し、それぞれが行きたい場所を踏破するスケジュールを組みつつ、全員が楽しめるのがよかったです。

 未知の地へ行って、その場所の空気を感じ、その地域の考え方や成り立ちを学ぶ姿は優等生だなぁと感じつつも、テーマパークのアトラクションで楽しむといった一面も見えるのもよかった。

 こうやってある意味”最後の思い出”作りはよかったです。

 そして後半は舞台を変えた”大学”へ

 今までと全く変わる環境、そして何より人間関係がリセットされた環境に振り回される二人。

 ここに関してはここまで読んでいる人ならわかる通り、積極的に友好を広げられるような性格をしていないので、どうなるのか楽しみな部分ではありました。

 もちろん、友人関係だけでなく今までの生活環境から変わるタイミングでもあり、高校生の頃より行動可能時間が増えるのがまず感じる変化でしょうか?

 さらに沙季は今まで悠太との時間を増やすために続けていたバイトをやめ、自分が望む未来に向かって行動を開始。

 今までは同じ時間帯で行動していた二人が、新たな環境にどう振り回されるのか、そして新たな友人たちを加えてどのように成長していくのか…

 新たな大学生活も楽しみな展開になってきました。

義妹生活13

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