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あらすじ
男女比1:20の貞操逆転世界に転生した市瀬郁人。ようやく親友の留衣が美少女だったと気づいても驚異の鈍感力で相変わらず自分はモテていないと勘違い、無自覚ハーレムを拡大中で!?
「兄さんにはちゃんと綺麗な1番のボクを見てほしいですから」密かに郁人へ想いを寄せる、いとこの玖乃。弟のような関係を脱却して、女の子だと気づいてもらうためのアピールを意識しだして……郁人と一緒に七夕の演劇に参加することに!
劇団員の女子たちも郁人を意識しまくりな中、イチャイチャな稽古しなきゃだったりで玖乃のキャパは限界になって――!?
俺の需要が留まらない、常にモテ期の規格外ハーレム!!
おすすめ度:★★★★
感想
1巻では世界観の説明と共に、1:20という極端な環境がよくわかる話で、その中でも同じ”男性”だと思っていた瑠衣が女性だとばらされ、ここからどのように意識していくのか楽しみな2巻。
表紙では結構仲がよさそうな様子が見て取れるが…
今回は第2のヒロインであり、恐らく主人公の郁人に一番近い”女性”である玖乃がメインになってくる話。
従妹であり、同居していることから一番近くにいるが、”転生前”の『常識』が優先されている郁人の勘違いにより関係が進まないようだが、どう進んでいくか?
学校生活では瑠衣が私生活では玖乃が護衛をしていたのはわかっていましたが…
ここからどう動くのか楽しみでしたが、ここで新たな活動の場所として『課外活動』が上がってきたが、これの立ち位置としては一応普通の作品の『部活動』と思ってくれていいが、男女比の関係がこういうところにも表れていると思うとすごいですね。
そんな活動の幅が広がる設定で、今回選ばれたのは『演劇』
郁人のひらめきから始まった今回の話だが、要所要所のところでの玖乃がかわいい。
自分の立ち位置を把握しながらも怖がって近づけず、それでも好意だけは積みあがるという状況に、やきもきしてました。
もちろん、元々の環境がひどすぎるからこそ、歪んだ部分もあったのでしょうし、世界が歪んでいるのである意味その歪みを体現したような存在だと思いましたね。
”女性”ということにコンプレックスを持っていた二人が素をさらしながら過ごす姿が本当に可愛いのでお勧めです。
次巻は唯一”女性”として常に近くにいようとする彼女にフォーカスされるのか?
次巻もとても楽しみです。