あたしは星間国家の英雄騎士!②

オーバーラップ文庫

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あらすじ

幼い頃に見た領主様に憧れて「正義の騎士」を目指す少女エマ。
試作実験機「アタランテ」のテストパイロットである彼女は、母艦の軽空母「メレア」の改装のため第七兵器工場へと訪れる。
メレアの「里帰り」を歓迎する第七兵工場のスタッフだけど、第三兵器工場のスタッフであるアタランテ開発チームとは険悪な様子。
「マッド・ジーニアス」と呼ばれる変わり者の技術者も現れて――
「この機体は駄目ね。欠陥機だから、降りた方がいいわよ」
アタランテ開発中止の危機に!? さらにアタランテを狙う組織も暗躍し……!?
落ちこぼれの少女騎士が成り上がる「星間国家」英雄譚、待望の第2幕!!


おすすめ度:★★★★


感想


 本編で活躍するメンバーの違う顏が多くみられる第二巻。

 今回は本編では話題によく出る第七兵器工場が舞台。

 リアムの愛機である『アヴィド』の生まれ故郷。

 そこでエマに待ち受けるのは、出会いと別れ。

 1巻の時点では未熟だった精神を今巻で現実と共に叩きのめした形に…

 なんに対しても真っすぐで、視野も狭いエマだが、ここでの出来事でどこまで成長したのかは次巻以降の楽しみ。

 愛機である「アタランテ」も自分が思い描いていたのとは違った形での完成を迎えるなどして様々な準備が整った今巻。

 次巻ではすでに正確に問題のあるあの騎士が登場するということでエマたちがどう振り回されるかがとても楽しみです。

 さて、、、本編とは違った顔を見せてくれる面々ですが、正直違い過ぎるだろ!!!

 貧乏くじを引き続けるクラウスは本編のような苦労人という空気が一切なく、部下想いで思慮深い上官としての顔をいかんなく発揮。

 どうしてその顔を本編でもしない!!?

 何より違うのは今巻のメインでもあるニアス…

 登場時に「おまえは誰だ???」と本編を読んでいる方は思うはず。

 残念美女はどこに行ったと困惑するほどに「できる女」を前面に押し出し、その才能を発揮しているのですが、どんな活躍をされても本編と違い過ぎて頭の中で否定している自分がいるくらいです。

 次巻でも本編のキャラクターがどのような顔を見せてくれるかとても楽しみです。

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