貞操逆転世界の童貞辺境領主騎士 2

オーバーラップ文庫

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あらすじ

現代日本から男女の貞操観念が真逆の異世界へ転生し、その世界では珍しい男騎士となった辺境領主ファウスト。
彼は第二王女ヴァリエールの初陣を成功させ、反逆者カロリーヌの遺児マルティナを自らの誉れのために助命嘆願し引き取った。
ポリドロ領に帰還し穏やかな日々を送るファウストだったが、またも王都に呼び出され、今度は隣国ヴィレンドルフへ和平交渉の使者として赴くことに。
リーゼンロッテ女王から、和平交渉の成否は「冷血女王」――ヴィレンドルフのカタリナ女王の心を斬れるかどうかにかかってると助言を受けるが……?
貞操が逆転した世界で“誉れ”を貫く男騎士の英雄戦記、待望の第二幕!!


おすすめ度:★★★★


感想


 ・・・いろいろ理解してるし、納得はしてるんだけど、領地経営はどこ行った???

 いや、一巻の終わりの流れだとめちゃくちゃ領地経営にシフトしていく流れだったじゃん!!!

 それでも騎士としての最大限の役割と、英雄としての役割をこなす姿は好感持てます。

 さらに、今巻では戦闘シーンはあまりないにもかかわらず、戦記物では怏々としてある戦後処理と周辺国家も含めた交渉が入っており、その点も含めていい作品に。

 敵国との戦後会談+戦勝国としての使者とはいったものの、敵国との戦力的な状況は圧倒的に不利な状況で相手の女王との会談の場で、相手に認めてもらうために様々な用意をして会談に挑む一行。

 そこで得られたもの、そして失う予定のものも含めて、ある意味想定以上のものになったものの、特典のifにつながるもので、if事態もとても面白く是非読んでもらいたい。

 今回の結果をもとにいったいどのような展開が待っており、さらに次なる脅威に対して国家間としてどのように対応していくのか、戦闘国家でもあるヴィレンドルフは問題ないとしてもポリドロの所属するアンハルト王国に不安が…

 一巻の時点でも思っていましたが、今巻ではさらに頭を抱えるような問題が浮上…

 いくら何でも救国の英雄を蔑ろにする上位貴族はいかがなものか…

 もともと少人数によって宣戦を維持できていたような国なので、今後の動きは…(前線に立つのが嫌だからって逃げ出さないよね???)

 なんにしろ、今後の展開がとても気になる作品です。

貞操逆転世界の童貞辺境領主騎士 1

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