こんにちは♪
本日の一冊はこちら
あらすじ
「ところでコレ、ホントに出版するの?」
かつてシリーズ1巻発売時にそう言った編集長は、今はもう電撃文庫編集部にはいない。
更には本作担当編集者の片割れまでもが消えた。
それは一体何故なのか……?
山盛りの卑猥ワード、綱渡りすぎるパロディ表現、
異常行動しか起こさない変態キャラたち……。
更には「お前マジいい加減にしろよ」と何度叱っても
今日まで一切反省の素振りを見せない反骨精神の塊たる作家U……。
ただひたすらに、笑いを取るために数重ねた“リスク”という諸刃の剣。
消えた二人は責任を取らされたのかもしれないし、
あるいは下劣な本作から距離を置きたくなっただけかもしれない。
少なくとも祟った心労から解放された元担当編集Tの健康状態の良化は、
ストレスフルな現代社会の恐ろしさを残った担当編集Aへと刻み付けた……。
恐らく数年後には、作家Uも担当編集Aもラノベ業界から抹殺されている可能性が高い。
いや、むしろ抹殺されるべきだろう、こんなモンを作ってしまった連中など……!!
嗚呼、我々はパンドラの箱を空けてしまったのだ!
その集大成、是非最後まで見届けてほしい!!!!!
おすすめ度:★★★★
一言:頭をからっぽにして読める暇つぶしにはちょうどいい作品
星の数に関しては電子書籍限定ということで(;’∀’)
感想
相変わらず頭をからっぽにして楽しく読める作品。
ギャグ100%ということもあり、キャラクターになにか共感を求める人はご遠慮いただく作品だが、ただ笑いたいという人にはおススメ。
電子書籍限定ということで、紙の本しか買わない人にはなじみ無いのがマイナス点か?
最近電子書籍限定というのも増えてきているのでこれを機会にどこかの電子書籍に登録するのも手?
個人的に笑いのピークは序盤にあり、そのあとは結構なぁなぁ。
最初は恐らく何も怖くなかった時期に書かれたのか、キレも抜群で、版権とかにケンカを売っているような作風にどこか懐かしさを感じた部分も…
全編通して幼馴染三人と魔王の登場回数が多いので、そこらへんが好きな人は好きだと思いますが、ほかのサブキャラはほとんど出てこなかったのはやはり短編だったからか…
地味に『サキュバスとニート』との関係がぼかされたりもしているので作者様の作品を読んでいる方は読むと新しい発見もあって面白い?(そんなものあっても関係なさそうですけどね)
本編を読んでいない人でも気楽に読めるので、気になった方はチェックしてもいいかも?