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あらすじ
王国を襲う未曾有の危機をなんとか退けたリオンたち。次期国王の座が近づいたセレスティア王女の元に王家から、麻薬が流出しているという領地を調べるよう命令が下った。
セレスティアの命により先行して現地に向かうリオン。そこでアインという危険な男と接触し、犯罪組織への潜入に成功する。
一方、セレスティアはクレハと共に異国の姫君一行として、領主の屋敷に正面から入り込んでいた。
二人は裏と表、それぞれのやり方で領地の闇を暴いていく。
「お前を――逃がすと思うのか!」
魔境育ちの最強王子による暗躍無双ファンタジー第二弾!
おすすめ度:★★★★
感想
正体を隠して妹を守る最強の兄の物語も2巻。
1巻では基本的にはそばにいた彼だが、今巻では怪しい領地の視察ということで別行動。
リオンはなんだかんだ大丈夫だと思っていたが、リオンと離れた時のセレスティアの真価がここで発揮される。
今までもリオンと離れて暮らしていた関係で問題自体は無いのはわかっていますが、王位争奪戦や1巻での信頼していた人からの裏切りなどありどうしてもリオンにおんぶにだっこの印象がぬぐえなかったのが、今巻ではそれらも払拭し、離れたリオンと同じ舞台で考えて行動した部分が印象的。
もちろん今回の一件で評価が上がったのは間違いないが、まだまだ序盤っぽい流れなので今後どうなるか?
そして徐々に増えていくリオンのハーレムメンバー…
リオンのことを兄とわかっておらず、”親愛”と”恋”を勘違いしているセレスティア。
どのタイミングで”兄”と判明するかも本作の注目ポイント。
裏で暗躍している”姉”の動向はもちろん注目なのですが、彼女にリオンのことがばれたときどのような行動に出るのか…
まだまだ予断を許さない状況なだけに今後どのようになっていくのか楽しみな作品です。