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あらすじ
ある日の深夜、コンビニでバイト中の大学生・山本は、レジでスウェット姿の女性客に声をかけられる。
彼女の名前は林恵。
山本の高校時代の同級生で、クラス一の美人。
そして、勝ち気で傲慢がゆえに、「女王様」と呼ばれるような人だった。
高校時代はどちらかというと不仲で苦手だった林と、事務的にたわいもない雑談をするうちに、山本は林の手首に痛々しい青あざがあるのを見てしまう。
「恋人に殴られた」という事情を聞き出し、ひとまず自分の部屋に連れ帰り匿うことにする山本だが、寝ようとした直後、林に後ろから抱きつかれて…!?
達観男と傷ついた女王様が、最悪の関係から始める同棲生活の行方は…!?
おすすめ度:★★★
感想
小学校から中学はあまりないが、中学から高校、そして高校からその先だと進路の関係でかかわりが少なくなり、久しぶりに合うと印象が変わっていた経験があると思います。
そんな高校から大学に進学し、久しぶりに会った同級生が憔悴していたらどうするかという話…
まぁ、ジャンルとしては同棲系に分類されるので、一つ屋根の下で徐々に関係が変っていくタイプの作品が好きな人は是非といったところ。
どのようにヒロインが変ってしまったのか、そしてその変ってしまった”問題”とどう立ち向かっていくのか…
基本的には他の作品と同様にこの部分が焦点になってきます。
主人公は『現実主義者』でありながらも、しっかりと相手を立たせるところは立たせるといった”アドバイザー”の面が強いタイプ。
結構主人公の言っていることが的を得ているので読んでいるこちらとしても刺さる部分があり、その部分に関しては一読の価値あり。
特に何かに悩んでいたり、どうしようもなくなっている人には刺さる言葉なので一つの参考になったらいいですね。
内容としても最近ではありがちになってきているのでジャンル的に好きな人は好きだが、”過去”にあまり触れられていないのでタイトルの『傲慢』の部分が今一つしっくりこない。
もちろんしっかり読めば一応納得できるのだが、、、
もう少ししっかり深堀してもいいかも?と思いました。
一応今回の”問題”についての解決のめども立ち、結構キリがよくなっているので続きが出るかはわかりませんが、読んでみてもいいかもしれません。
元がweb版なので残っていれば一度そっちで読んでみて面白かったら書籍を買うのもいいかもしれません。
作者様にできる一番の応援はなんだかんだ言って”買う”ことですからね。
ここからヒロインがどのように立ち直っていくかも楽しみなので続巻が楽しみではあります。