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あらすじ
少女たちが強いられたのは〈道具〉として、――ただ歌うこと。
突如飛来した隕石により地上は荒廃。人々は新しい国家を建て、闘争や略奪を繰り返していた。
国家間の戦争の手段として「暴力」と置き換えられたのが、少女たち「アイドル」だ。
砂漠で覆われた「砂の国」に、国民からは崇められ、少女たちからは恐れられているアイドルがいる。
技術を高めることだけに関心を持ち、感情はどこかに置いてきてしまったかのような少女・レイン。
最強を誇る彼女の無敗記録はずっと続くはずだった。
だが、感情豊かに歌う少女・ハナによってその記録は止められる。
このハナとの出会いは、レインの胸にこれまで知らなかった感情を芽生えさせ――。
色のない世界で生まれた、少女たちの愛と絆の物語。
おすすめ度:★★★★
感想
・・・タイトルと表紙に騙された…
タイトルから『星』に関するタイプで、何かに向かって歩んでいくタイプ。
表紙のイラストから少女二人が青空の元同じ衣類から学園ものないしはそれに準ずる系のまぁありていに言って『青春』ものだと思って購入しました…
それが、読み始めてみたらまず舞台が『砂漠』ってなに!!?
もうね、、、
そこから気を取り直して読んでいけば『明るい』設定が待っているのかと期待すれば内容はそれらの希望を打ち砕くのような『くそ重』設定の数々…
各国の思惑に利用される『少女たち』
”人”を”人”として扱わない上層部やそのことに疑問すらわかない民衆…
”人”と”人”が競い合う”代理戦争”だったのならよかったのに、読み進めていくごとに憤りを覚える物語…
『希望』などというものは無く、あるのはただただ『理不尽』のみ…
そんな世界でヒロインの二人はどのように足掻き、苦しんでいくのか…
ラストには少しの『希望』が見えるのかと思えばそれすらも摘まむ”エゴ”…
更なる『理不尽』が降りかかるとわかっている次巻。
楽しみではありつつ、これ以上の”悪意”や”エゴ”を見せられるのかと思うと…
続きは気になるが、暗に楽しみとは言えない作品です。