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あらすじ
彼女たちの笑顔に甘えて出さずにいた答えをいま
遠山佑希と高井柚実のセフレ関係を知った上原麻里花はその驚きを乗り越え恋のライバル宣言をした。高井と図書館デート、上原とオープンキャンパスとやや後ろめたくも充実した夏休みを送る。遠山は、このままの曖昧な関係ではいられないことを自覚しつつも明確な答えが出せずにいた。そんなある日、高井の姉・伶奈の誘いで急遽沖縄へ旅行することになった3人。それぞれの気持ちに誠実に向きあうと決めた遠山は最終日に3人だけで無人島に泊まることを提案する。3人しかいない空間で一夜を過ごして辿り着いた答えとは!?ちょっぴり生々しい青春ラブコメ堂々のフィナーレ!
おすすめ度:★★
感想
まずは、どのような形であれ完結おめでとうございます。
正直2巻のラストから考えたら今巻での完結は予想外でした。
実際読んだ後まず思ったのが本当にそれでよかったの?といった疑問。
今巻で【終わらせたかった】のか、【終わらせなければいけなかった】のかわかりませんが、今まで丁寧に積み重ね、”秘密”を告げたことで「さぁここからどうなる?」という期待がひっくり返されました…
盛り上がったところから完結まで一気に行く関係で話自体すごい急ぎ足でしたし、”秘密”を告げたことによる駆け引きも何とも味気ないものに…
周囲がうまく回してくれるのかと期待もするが、最後のエピソード以外特に何もなく…
本当にどうしてこうなった?という話に…
一応そんな急ぎ足の中でも一つ一つのエピソード自体はしっかりしたものになっていたし、中だるみすることはなかった+納得はいかないがちゃんと『答え』は出したのはよかったです。
一番はやはりなぁなぁで『答え』を出さないで終わるのが最悪ですからね。
そんな感じで残念な部分はもちろんありましたが、概ね満足いく作品でした。
最初に読んだときは、ラノベでここまでやっていいのか?と疑問に思いましたが、昨今本作より攻めた作品は多く、読む年齢層が変ったのか?と思うことも。
次回作が出るかはわかりませんが、次回のご活躍も期待しています。
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