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あらすじ
榊一郎が描く新たなサーガ――「召喚士」たちの戦い、第2巻!14年ぶりに故郷に姿を見せた父オウマは、姿を消した時と同じように街を襲い、街の魔術師協会が保管していた遺物を持ち去った。取り戻すべく旅に出た召喚士ユウゴは、王都で父が西方辺境、ソザートン湖の北にある遺跡を調べていたという情報を得、湖近くのダンヴァーズの町へやってくる。しかし町は、すでにオウマ一派の武力と召喚術によって支配されていた。その町で、ユウゴはひとりの少女サリタと出会い、町を召喚士から救うことを約束する。
町を救うため、そして遺物を取り戻し、父オウマと決着をつけるため、ユウゴは仲間達と遺跡へと向かう。遺跡の奥でユウゴ達を待ち構えるものは何か? 明かされるオウマの目的とは……そしてユウゴのまわりに神出鬼没の銀髪の美少女カティの存在とは何なのか――。
いくつもの謎が絡まり合い、やがてひとつになった時、ユウゴの熱い想いは仲間達や召喚獣達へ力強く伝わっていく!
少年は、いま、血の因縁から解き放たれる!
おすすめ度:★★
感想
まずは完結おめでとうございます。
やっていたゲームが題材ということ+1巻が結構いい感じだったのでとても楽しく読ませていただきました。
さて、1巻でいろいろ物語の幅や世界観を広げられる要素がちりばめられていたように感じたのですが、まさかの2巻で完結。
内容も結構駆け足で結構味気ないものに…
ゲーム原作ということで難しかった部分もあると思いますが…
一応今回父親の過去の回想もあったのですが…
いろいろ駆け足過ぎて物語が薄くなってしまった印象が…
結局元々異常者が結婚したことで人間味が出てきたところに些細なきっかけで元に戻ったというだけ。
主人公たちサイドにしても話の作りに無理が出たような気がします。
もちろん常に殺伐としたシーンばかりだと気がめいりますが、それでもシーンの作り方が何とも…
話自体は駆け足だったが、一応広げた風呂敷はきちんとたとんでいたのですっきりはすっきり。
『サマナーズウォー』として読むのではなく、純粋なファンタジーものとして読むのがやはり一番ですね。
作者様の今後のご活躍を応援しています。