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あらすじ
真実を、競い合え──!
増加する凶悪犯罪に対抗し、探偵という職業の必要性が飛躍的に高まった現代。
日本で唯一「国家探偵資格」を取得できる超難関校・真理峰探偵学園に今年、とある少年と少女が入学する。
一人はかつて〈犯罪王〉と称された男の孫・不実崎未咲。
もう一人は〈探偵王〉の養女・詩亜・E・ヘーゼルダイン。
宿敵同士の末裔二人が、ここに邂逅したのだ!
そして始まる学園の日々。早速入学式から模擬事件が発生!?
しかも、一番先に正解したはずの詩亜よりなぜか不実崎の方が点数が高くて──
「私は──あなたに挑戦します!」
「後悔すんなよ、お姫様」
これは、真実を競い合う新たな学園黙示録。最高峰の知的興奮がここにある!
おすすめ度:★★★★
感想
ミステリーとして読んでもとても面白くなっている作品。
ラノベでミステリーと言われても今までは他のジャンルの中に入っている感じがしたが、今回は本格的にミステリーに比重が傾いているように感じた。
まぁ、本格的なミステリーとして作られているというよりも、本格的なミステリーに入るための入り口という感じで読んだほうがしっくりくるか?
重要な事柄については本文も太字で書いてあるという新設設計で、登場人物たちと一緒に考えを巡らせるというミステリーならではの楽しみ方もできるのがいいところですね。
そのかわり、ラノベとしてラブコメが読みたい方には恐らくいまいちな部分があるのかと。
今回は話の内容的にミステリー多めで、在校生が”入学”を祝ういわばお祭り状態。
一応主人公たち以外も生徒すべてが”探偵”という分野についているのだが、どうしても主要キャラ以外のモブの反応が一般のそれ…
一部シュチュエーションではその特異性が見えるが、どこかかみ合わない感じがしてしまった。
今のどころ主人公一人に対してハーレムを形成しており、次巻からヒロインレースも本格的に動き出そうとしているのも注目。
生徒会長が色々画策してそうだが、その本心はどういったところかは今後明らかになると思うので楽しみにしています。
読むのが遅くなりましたが、次巻以降も期待できる作品です。