迷子の女の子を家まで届けたら、玄関から出て来たのは学年一の美少女でした

ファンタジア文庫

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あらすじ

人助けをしたんだからご褒美は必要だよ!なんでもお礼をするね!
白河綾乃。清楚で可愛い学校一の美少女。同じ学校に通っているだけの黒田雄星とは縁のない存在――だけど、そんな彼女の妹を助けたことから、黒田の毎日は一変した。
「なんでもいいんだよ? したいこと言って?」
妹を助けたお礼をしたいと明るく無邪気に迫ってくる白河。
白河の家で手料理を振る舞ってもらったり、逆に部屋にやってきた彼女に掃除してもらったり、積極的な姿勢に押され、黒田の生活も次第に明るくなっていく。
そして一緒に訪れた夏祭り。普段以上に大胆な白河との距離はさらに近くなって――
この二人、いずれ付き合います。最高の焦れ甘ラブコメ。


おすすめ度:★★★


感想


 焦れ甘・・・というより、ヒロインは初めからフルスロットで主人公へアプローチしているのだが…

 なんというか、出会いはまだわかるがそこからほぼ”過程”が無いのにぐいぐい行くのがちょっとう~んといったところ…

 そして、なによりタイトルから一人をフューチャーした作品かと思いましたが、まさかのヒロインが三人。

 さらに、あらすじですでにそのうち二人が負けヒロインが確定しているという事実。

 そのくせ二人のヒロインもしっかりと焦点を当てつつ、主人公に対する好意を明確にしているという何とも切ない点…

 一応伏線回収として、ヒロインがぐいぐい来る”過去”を明かされているが、それまではもやもやが…

 まだ、ヒロインが確定してないならよかったのかもしれませんが、後輩ヒロインが不憫すぎて…

 三人の中で恐らく最も主人公と過ごした時間が長く、ちゃんとしたエピソードがあったというのも一つの要因なのかも?

 メインヒロインを本当に中心に見据えて読むのなら面白いですが、サブヒロインをメインにしてしまうと途端にせつない物語に。

 あらすじを読まず、さらに三人のヒロインが唐突に登場すればこうなるか?

 いっそメインヒロインだけだったらもう少し評価が変わったかもしれない…

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