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あらすじ
時を経て動き出す初恋――白熱の体育祭編!
大波乱の学園祭は、政近の奮闘 ※本人的には黒歴史!? によってアーリャさんへの大きな追い風となり幕を閉じた。
(もっと私を、私だけを見て。私だけのパートナーでいて) 募る想いを抱きながら、アーリャさんは政近と共に次なる行事・体育祭に向けて動き出す!
そんな中、とある出来事をきっかけに政近は初恋の彼女と接近して――
「アーリャちゃんの気持ちに向き合ってほしい。でも……」
不意に告げられた、マーシャの本当の気持ち。彼女の予想外の本音に政近の心は思わず揺れ動いて!?
大人気ロシアンJKとの青春ラブコメ、体育祭編スタート!
おすすめ度:★★★★
感想
外伝で表紙を飾り、とうとう本編の表紙をマーシャが飾る7巻。
外伝ラストで過去に分かれた”初恋”の人物であるマーシャと再会し、そこから何度もドキドキさせられ、前巻の6巻でその関係を清算するため”約束”を果たした政近。
そして、アーリャの想いを悟り、その気持ちに応えるため行動しようと再度決意した学際。
今巻では騒動もあった学際を終え、次なる舞台は体育祭へ。
6巻で今までの単独行動から、集団行動の重大さをしり、リーダーシップを身に着けたアーリャが次に取り掛かる問題として、自身の人間関係の狭さにぶつかる今巻。
バンド活動がうまくいった成功体験になったのなら、今巻では失敗体験を経験する番に。
成功ばかりでは成長できても必ずどこかで躓くので、今回早い段階で失敗できたのはいいことだと。
今回の失敗を糧に下を見続けることなく、立ち上がり、今後の会長選に挑んでもらってもらいたい。
何より、今までの話から有希が強敵だとわかっていますし、これからも高い壁として乗り越える壁としてアーリャの前に立ち誇ってもらいたい。
そして今巻の見どころとして、外せないのはやはり表紙を奪ったマーシャとの関係。
元々初恋の相手で、幼いながらに想いを重ねていた二人。
再開して、アーリャの気持ちに応えるためにけじめをつけたが、度重なる重度なスキンシップ。
そして今巻、そんな関係に変化が…
お互いの体の、心の成長を認識し、幼い頃とは違うと認識し、お互いが『幼い頃の相手』=『現在の相手』と結びつけ、それによる心の変化が…
アーリャとマーシャの間で揺れることになった政近。
そしてラストでとても意味深な言葉をロシア語で語るマーシャ。
過去に想いあい、最近まで幼き日の相手を思いあっていたからこそのその一言。
個人的にはマーシャ推しではあるので、ぜひとも頑張ってもらいたい。
なんにしろ、今巻から本格的に三角関係に突入したので、これから先どうなるのか続きが楽しみです。