俺の背徳メシをおねだりせずにいられない、お隣のトップアイドルさま

MF文庫j

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あらすじ

“おせっかい”な高校生・真守鈴文はお腹を空かせて倒れていたマンションの隣人を助ける。
その正体は人気絶頂の女子高生アイドル・有須優月だった!
理想のアイドルでいるため、過度な食事制限をしていた優月。
だが心配した鈴文が手料理をふるまうと、
「……はああああああああああああっっ!」
「もう、無理ぃっ……!」
と幸せいっぱいの顔で完食! その食べっぷりに恋をした鈴文は、優月の大好物で誘惑して《メシ堕ち》させることを決意する。
豚丼、ラーメン、お好み焼き!
「ぜったい食べない!」と言いながら、優月は今日も鈴文のメシを欲しがってしまう──。
ちょっと特別なお隣さんのお腹とハートを掴む、メシ堕ちラブコメ!


おすすめ度:★★★


感想


 タイトルからわかる通り飯テロが多い作品。

 お節介な主人公がたまたまお隣になったヒロインの食生活を手中にするのがメイン。

 作風として一番近いのは『食戟のソーマ』が一番しっくり来た感じ。

 食べるのはヒロインだけだが、食べた後の感想などが結構彷彿とさせる表現が見受けられる。

 それゆえ好きな人はすんなりと入ってくると思います。

 基本的には食事→多少の雑談で距離を詰めるという流れがメインであり、それ以外がほぼないというわかりやすい構図なのも読みやすさの一つ。

 アイドルのヒロインと近づくという関係で様々なしがらみや悩み、距離感などあるが、それでもそれぞれの立場から相手を意識していく感じがいいですね。

 主人公はヒロインのアイドルとしての姿を意識することで、”特別”感を感じはじめ、

 ヒロインもまた、毎回出される”食事”の誘惑に抗うことが出来ず、主人公を自分の『ファン』にするべく意識することでブーメランになっているところもまた(笑)

 流れがわかりやすいので読みやすくはあったのですが、いかんせん主人公のお節介のレベルが個人的に気持ち悪くて受け入れきれないというのが、お勧めしずらい点。

 もちろん個人の印象なので読んだ人によっては違った印象を抱くのは当たり前なので是非読んでみてどのように感じるか試してほしいところも…

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