アラサーがVTuberになった話。4

KADOKAWA

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あらすじ

【速報】元同期、転生!?
私が神坂怜としてデビューし早7ヶ月。最近は大きな炎上に巻き込まれることもなく、ラジオ出演やゲーム案件配信などの大きなお仕事も決まりそれなりにチャンネル登録者を増やせるようになってきていた。だがそんなある日、解雇された元同期の長谷川氏が別事務所の新人Vの『中の人』を決める公開オーディションに参加するとの情報が舞い込んできた!? 案の定彼の過去のやらかしはネット上で掘り返され、こちらにまで非難のコメントが飛び火してくる。いつも通り私は嵐が過ぎ去るのを黙って待つつもりだったのだが、なんと状況を見かねた柊先輩たちが鎮火のために立ち上がってくれて――!?


おすすめ度:★★★★★


感想


 いやー、まさかweb版からさらに10万文字もの増量。

 今巻では役割が役割で、現実でもある『ユニコーン』と言われるある意味アンチ対策に異性コラボを行わない関係で基本男性メインで話が進んでいくが、、、

 なんと、今巻では女帝こと『エリカ』様を中心にした女性パートまで収録!!!

 これだけでもweb版を読んでいても読む価値があるのに、それに加えて新規エピソードも加えて面白さに加えてさらにエモさが半端ない。

 状況が一刻と変化しつつも『アンチ』や『騒ぎたいだけ』の連中が演者を引っ掻き回すというリアルで起こっている状況。

 正直なところこのタイプの人たちはその体力や熱量を違うところに使えばいいと思うのは自分だけか?

 しかも、『誤報』だったり、その結果『最悪』の結末を迎えたとしても自分たちは何食わぬ顔をするだけ…

 現実では最近ネットの誹謗中傷に対しての対策が徐々にだが強まっているように感じるが、どうしてもその秘匿性が悪さする…

 作中の人物たちもそんなガヤに踊ろされつつも『自分』をもって『仲間』を助け合おうとする姿勢が読んでいて気持ちいい。

 もちろんエピソード間の掲示板も面白かったので是非読んでほしい一冊。

 一時期は多かったVTuberものの生き残っている作品なのでリアルでVTuberが好きな人や気になっている人にも受け入れられる作品になっていると思います。

 まだまだいろいろな問題や騒動を抱えている主人公ですが、初期に比べて楽しそうなので今後の活躍?にも注目。

 個人的には書き下ろしエピソードが本当にエモくてヤバいです。

 男性陣の絆の深さがわかります。

 お値段はノベルスなのでちょっとお高いですが、是非読んでみてください。

アラサーがVTuberになった話。3

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