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あらすじ
ゴードンを討ち長い反乱を終わらせたアル陣営。戦功報酬として北部全権代官に任命され、北部の復興を任されたアルは同時に藩国攻略という難題に取り組むことになる。さらには……
「北部の王に任じられたも同然なのよ? シャキッとしなさい」
「こちらに気を遣わない奴は嫌いだが、過度では鬱陶しい」
最強の幼馴染エルナと最強の姉リーゼロッテが派遣されてくるというアルにとって悪夢のような状況に陥り!? 扱いづらさはともかく戦力は十分過ぎるほど。しかし藩国侵攻準備の最中、藩国王女マリアンヌの帝国への亡命という急報が舞い込み――。
最強皇子による縦横無尽の暗躍ファンタジー、守戦の13巻!
おすすめ度:★★★★★
感想
多大な被害を受けつつも終結した内乱編…
次なる舞台は長兄が亡くなる原因となった隣国『藩国』に目を向け、アルは何を思うか…
そして、久しぶりにヒロインが集合し、シャルも増えたことで絡みに深みが増したのは面白い誤算。
さらに長女のリーゼロッテも参戦して、どのような戦いが待っているのか今後が楽しみ。
まぁ、今巻はアルが北方の代表を務める結果自ら動く『暗躍』というものが無かったが、それでも『皇族』としての責務を前面に出すかっこいい巻でした。
彼にとって『皇帝』とはという持論が今までもありましたが、今巻で”理想”とする『皇帝』としての動きが本当に素晴らしい!!!
そして、”理想”があるからこそ、自らその”席”に座することはせず、”見る”ものという”憧れ”が垣間見れる点も良し。
一応『暗躍』という意味では以前から少しずつ蒔いていた種が無事芽を出したようで、一応ゴードン編からその様子がうかがえていたが、今巻では内情がしっかりとわかるように。
王女の亡命によって藩国との戦陣が切られることになり、彼女の扱いも含めて今後に期待できる内容。
最後+遅くなりましたが、web原作完結おめでとうございます!!!
書籍はまだまだ続くので、今後も楽しみにしています。