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あらすじ
「あたしのこと、好きにしていいよ。あの娘の代わりに」
俺は、強く気高く、そして微笑むと誰よりも可愛い初恋の人――夜咲美彩に幾度となく告白をしては、毎度玉砕している。
そんな諦めの悪い俺の前に立ちはだかるのは、夜咲の親友・日向晴。そして肝心の夜咲はいがみ合う俺たちを微笑ましげに眺めている。こんなちょっぴり変わっているけど平穏な俺たちの日常は、とある一つの“誘い”をきっかけに徐々に崩れ始める。
「あたしのこと、全部好きにしていいよ。……美彩の代わりに」
潤む目。触れる柔肌。二人きりの部屋の中、熱に浮かされたような表情で迫ってきたのは、友達だったはずの日向で――!?
一途な初恋と抗えない欲望、その間で揺れ動く恋物語開幕。
おすすめ度：★★★★★
感想
某ドロドロ恋愛作品に似たモノを感じる表紙と題名から購入。
こちらの期待を裏切らない作品に…
某作品が好きな人は是非読んでもらいたいドロドロ感。
本作では本命の彼女に対して幾度も”告白”し、フラれることを繰り返している主人公と、そんな告白現場でオチをつける役割を持った少女が秘密裏に関係を深めていく作品に…
これ、主人公は徐々に本命の子に対して罪悪感を募らせていき、”告白”の重さが徐々に変わっていくのが怖かった…
そして、ヒロイン勢もまた堕ちていく…
本命の子は、”恋心”がわかっておらず、主人公の”告白”や”デート”を重ねることで想いが昇華していき、最後には恒例の”告白”を機に次に進む決意をするが…
親友の子は、以前から主人公のことを好きだが、本命がいることで一歩引いたところにいたが、”断られてもくじけない”主人公の心の隙をついて略奪に成功するも…
生来の性格から罪悪感と、どのような形でも主人公のそばにいることができるという事実からいろんな意味で壊れ始めていく…
1巻からすでにヤバい香りがしますが、是非一人でも多くの人に読んでもらいたいです。
3人の行きつく先がどうなるのか…
今後がとても楽しみな作品です。
