貴族令嬢。俺にだけなつく5

ファンタジア文庫

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あらすじ

そして迎える卒業式ーー令嬢との甘々ラブコメ学園編完結
「あたしがしたいの……。言わせないでよ、バカ……」
「あ、あなたはもう少し、わたしがどれほど想っているのか、理解してください……」
――専属侍女のシアとのデートを経て深い恋心を伝えられたベレト。
そんな二人の様子を見てルーナ、エレナもまたスキンシップを求めてくる。貴族令嬢たちと学園での日々を穏やかに過ごしていく中、三人目の貴族令嬢・歌姫アリアもまた決意を固めたようで――
「今、抱きつきたいくらい……嬉しい」「ベレくん……」
迎えた卒業式の日。ベレトはついにアリアからも告白される。
――貴族令嬢たちとの学園生活、最後まで甘々です。


おすすめ度:★★★★


感想


 3人との恋仲になり、さらにアリアとの関係を深めつつ、卒業に向けての今巻。

 付き合っている3人はもちろん、空気感どころか、エピソードがそれぞれ甘い甘い…

 甘い作品が好きな人はとてもいいかもしれないですが、前の巻までのことを思うとそれ以上になっているので楽しみにしてください。

 そして、同時に卒業するエレナとアリアはいいが、後輩組は残されるということでそれに対する準備も開始…

 それぞれの想いを胸に卒業までの時間を使うというのはどこの世界でも一緒ですが、今までが結構じっくりだったことを考えつつ、アリアとの”約束”を考慮すると話の時間が飛ぶのはしょうがないかな?

 それでも3人との個別エピソードはしっかりとしつつ、アリアとのフラグをちょっと多めにとっていたのは後発組ということもあってでちょうどよかったとは思う。

 ラストでは無事想いを繋いで最終4人によるハーレムになったわけだが、この先どうなるのか楽しみ。

 ここまでの総括で言うならエレナがいい女過ぎる。

 自分の利益も追求しつつ、他のヒロインのケアにベレトに対する的確な助言と彼女がいなければ物語が成り立っていなかったほど。

 続きがあるのなら次は『領地経営』になるのか?

 そうなったときは、ルーナの”知識”とアリアの”人脈”が生きてきそうなので、全員がそれぞれ活躍できる機会が増えるのはいい流れ。

 ・・・それより先にアリアの婚約者になるほうが先決か?

 交際はスタートしたが、公爵家としてしっかりとした公認が貰えないと”家”を重視されかねないので家族の顔合わせで将来を”確約”させておくのがセオリー?

 どのような流れになるかはわかりませんが、ある意味スタートに立ったところなので今後が楽しみです。

貴族令嬢。俺にだけなつく4

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