わたし、二番目の彼女でいいから。8

ラノベ

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あらすじ

傲慢でも。身勝手でも。どうしようもなく、笑って、と願わせてください。
教育実習生として東京に戻った桐島。そこには、橘さんの妹・みゆきちゃんの姿があった。桐島は彼女を透かして、高校時代の鮮烈な恋情を改めて感じとる。
一方で、やるべきこともあった。己が粉々に砕いた、京都の人間関係の修復。つまり、泣かせた相手を、もう一度笑わせることだ。
それがどれだけ傲慢なことでも。
それがどれだけ身勝手なことでも。
そう願ってしまうのは、きっと罪なのだろうが――。


おすすめ度:★★★★★


感想


 ・・・完結まで残り1巻…

 もはや説明不要の不道徳ラブコメもここまで来たかという印象…

 前の巻で遠野との関係を解消した桐島は教育実習で一旦東京へ…

 あの後どうなったかが気になっていたが、状況は最悪の一言。

 それでも関係を改善したいと奔放する桐島の姿だが、今までもこのような状況になった際には独自の感性によって改善や解決に至ろうとしている姿が見えましたが、今巻でも同様だが、、、

 その中には今までとは違い、がむしゃらに動く姿が印象的。

 バラバラになってしまった京都の人間関係を修復することはできるのか?

 そして、京都側の人間関係の清算に結構涙が出ましたね…

 大学という場所。

 京都という異郷の地。

 初めて付き合った女性。

 様々な経験が桐島をしっかりと成長させたというのがわかる内容でした。

 そして、4巻ラストから5巻の伏線がここでまさかの回収!!?

 桐島の教育実習先で再会した”みゆきちゃん”。

 4巻のラストで遠野との距離を離そうと偽装彼女として名前を使っていた”みゆきちゃん”本人からの猛アピール。

 嘘が本当になる瞬間だったので結構驚きましたね。

 実際に付き合ったわけではないので完全に真実というわけではないのですが、あと一歩で真実になっていたのは本当にビックリですよね。

 そして、次巻は最終巻…

 どのように着地させるのか気になるところですが…

 個人的に気になるのは桐島と早坂さんの間に結ばれた『二番目協定』の存在…

 これがどのような働きをするのか…

 そして『初恋』という呪縛に囚われた桐島と橘さん…

 それ以外にも気になるところは多いですが、それらがどのように影響してくるのか…

 ラスト1巻、どのような結末になってもおかしくない状況なので、楽しみにしています…

 あと、ここまで対比のようになっていた表紙がラストではどのように描かれるのかも注目したい。

わたし、二番目の彼女でいいから。7

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