引退した皇帝騎士、帝国三大組織の主となる かつて救った少女たちが恩返しのため組織を立ち上げました

ファンタジア文庫

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あらすじ

救った恩返しは、何でも望みを叶えてくれる組織!?
エルドストロム帝国の三大組織――銀狼騎士団、火鳥商会、白鯨魔術院。帝国の秩序を守るには不可欠な存在の三大組織だが、帝国ではなく己の主にのみ忠誠を誓い、主の名を喧伝するため、日夜対立し手柄を奪い合っていた。
元皇帝騎士のアールは、皇女から三大組織を制御して欲しいと告げられ、組織を立ち上げた三人と会うも――。
「ご主人様、ご奉仕させてください!」
「ボスのこと、ヒモにして養ってあげるから!」
「マスターは、甘やかされて、癒やされたいんだもんね」
アールが五年前に救った少女たちで! 恩返しに、何でも望みを叶えてくれる少女と組織を手に入れ!?


おすすめ度:★★★★


感想


 過去の活躍により、様々な境遇から救った少女たちが時を経て恩返ししに来るというどことなく昔話を彷彿とさせるファンタジー作品。

 これで相手が一人とか、仲がいいとかだったら平和な世界だったのに…

 本作では、相手は三人+α…

 さらに仲が悪いというよりも、それぞれが犬猿の仲並みにひどい…

 最初に主人公が知った際には現実から逃げ出したそうにしていたのは納得。

 1組織ごとの話自体はほのぼの+甘々なのに、ひとたび顔を合わせるとひどいことに…

 まぁ、それが本作のうまみであって面白いところですけどね(もっとやれ!!!)

 今回は三つの組織と三人のヒロインを広く浅くやっていくいつもの説明がメインのターンだが、ここからどのような展開が待っているのか???

 そして、一人三役の主人公の秘密がどのタイミングでヒロインにばれるのか?

 バレた後主人公も含めてどのような行動になるのか今後が楽しみな作品です。

 ちなみに、サブヒロインみたいな位置にいつつ、一番近い存在のお姫様はどのタイミングでもっと深くまで切り込んでくるのか?

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