最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い15

ラノベ

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あらすじ

アルが藩国の宰相となって一年後。帝都に帰還した彼に近衛騎士団団長アリーダから極秘の依頼が舞い込む――「この場の三人を駒として使って構いません。罠にかけて二対一の状況を作ってほしいのです。有利な状況で制圧します。お得意では?」帝都に侵入した魔剣使いを討伐するという厄介なもので!?
 アリーダ、セオドア、エルナという帝国最強の三人VS大陸最強の魔剣の一本を操る辻斬りという規格外の戦いの指揮を任されたアルであったが、この事態は勇爵家ととある一族の500年にも及ぶ因縁にも繋がっており――勇者VS空滅も勃発してしまう!
 最強皇子の縦横無尽の暗躍ファンタジー、名を取り戻す15巻!


おすすめ度:★★★★


感想


 表紙から予想できる通り、今巻のメインは『剣士』

 アルが魔術師ということで活躍も『魔法』がメインになっているように映りますが、なんだかんだ言って”剣”を使うキャラも多いですからね。

 さて、そもそもアルは前回のラストで藩国へ兄を助けるために行ったわけですが、そちらでの活躍は早々に終焉。

 目的と行動する目的が違いますからね。

 さて、メインとなる『剣士』の話になりますが、、、

 いいですね。

 表紙でエルナとノーネームが戦っているのが『現在』のために戦うエルナと『過去』のために戦うノーネームという対比がいい感じ。

 もちろん、『過去』といっても結構ズレてきていて作中でも言及されていたが目的と手段がズレてきている感じはさらに大きく。

 そんな中でノーネームに『未来』を示しつつ、”味方”にするべく動き出すのも違う意味で暗躍ですね。

 久しぶりに登場するキャラもおり、ファンには嬉しい展開。

 そして様々な人、考え方、環境に触れ、エルナと戦うことで殻を破ることに…

 戦闘シーンはやはりいいですね、しかも、”自分”だけでなく様々なものを背負っていたのでなおさらです。

 今巻ではアルの活躍が微妙でしたが、次巻以降動き回るであろうことはわかっているので今後が楽しみです。

最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い14

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