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あらすじ
高校生の僕、葉山朔(はやまさく)の隣の席には変なギャルがいる。
彼女の名前は百環茶見子(ももたまさみこ)。
通称ちゃみ子。
見た目は可愛いのに、授業中は寝ているかボーっとしているか。
さらに食べるのも教室の移動も全てが遅いうえに、曰く、喋ることさえも「子音は疲れる」と億劫だという究極の“脱力ゆとりギャル”だ。
でもある日、困ってるちゃみ子を放っておけなくてつい手助けしたんだけど――
次の日からとてつもない勢いで僕だけに頼り始めてきて……!?
放っておけばいいって?
いや、これは僕とちゃみ子の等価交換なんだ。
だってちゃみ子は「世話のお返し」としてあの××を好きにさせてくれるのだから――。
おすすめ度:★★★★
感想
すべてのことに対して『頑張る』主人公とすべてのことに対して『頑張らない』ヒロインの異質の二人が共に過ごす心地いい物語。
結構脱力しながら読める作品なので結構好きな分類なのですが…
どうしても主人公の性癖は理解が及ばず、人によっては嫌悪すら感じると思ったので★4評価。
個人的にはどうしてそんなニッチな性癖にしたのか………
さて、出会いというか物語の始まりはいつも通り『小さな親切』からスタート。
上記もしましたが、ヒロインが本当になにもしない系なので独特な雰囲気がありますね。
そして、なにもしない系でありながら人を見る目はあり、いつの間にかお互いが必要な状況に
。
頑張りすぎる主人公は彼女のそばだと一時の平穏を。
頑張らないヒロインは主人公にすべてを任せて頑張らない日々を…ん?変わってませんね。
そんな二人の関係がとても心地よく読むことができました。
一応終盤に物語の山場はありましたが、こういう話なので特に気にすることなく二人の絆が深まるイベントとして読めてしまいます。
個人的にはそれよりもラストに登場したギャルのほうが気になるので2巻お願いします。