かまって新卒ちゃんが毎回誘ってくる その2 ねえ先輩、恋のライバルなんて聞いてないです!

ファンタジア文庫

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あらすじ

「今夜は居酒屋じゃなくて、ホテルにしときますか?」
 職場の新卒・伊波渚に翻弄される社畜生活を送る風間マサト、26歳。
 酔った渚に熱烈なキスをされてから少しずつ異性として意識するように…。
 そんな折、クライアント先の広報担当がマサトの高校時代の女友達・吉乃来海だと判明。
 青春時代の片想いを諦めきれず、来海はマサトを飲みに誘うが……!?
 「私、マサト先輩以外には、肌を見せる予定はありません!」
 「先輩のウソつき…かなしいなあ」
 「昨日の夜は、すごく盛り上がっちゃいましたね♪」
 可愛すぎる新卒ちゃんとのむずきゅんお仕事ラブコメ、ライバル登場の第2弾。今回渚は、ついに大人の階段昇ります――!?


おすすめ度:★★★★

一言:とてもおいしそうにお酒を飲む面々につられてお酒を飲みたくなります。


感想


 1巻のラストではうやむやにされるも、1巻以上にもうアプローチをかける渚がかわいいのですが、アプローチが積極的になろうともお酒は欠かせず、居酒屋で飲む日本酒は本当においしそうに飲みますよね!!!

 恐らくこの気持ちがわかるのは一部のお酒が好きな方だと思いますが、本作もそうですし、ほかのおいしそうにお酒を飲む描写があるとつられて飲みたくなるのはしょうがない?

 しかも、最近流行りの『旅行』とは違ってお酒って種類さえ問わなければ簡単に手に入るので恐ろしいですね。

 そんな飲みニケーションというちょっと前時代的なコミュニケーションを取りつつオフィスラブを目指す渚に数多の障害が!!?

 1巻のラストでマサトと共に勝ち取った会社の新プロジェクトも本格始動!!!

 渚の強みが生かせる企業を選びつつ、新規開拓を図るプロジェクトだが、新卒のわりにとても優秀で、マサトに褒められるためならどこまでも頑張れてしまう渚が躓くわけもなく…

 恋をすることで『成功』する人と、『失敗』する人がいますが、ここではまさに『成功』するがわ、そもそも、1巻のラストまで渚のことを”後輩”としか見ておらず、”恋愛”に発展しなかったことも関係するのかと思いますが…

 そして、このプロジェクトを通して出会ってしまったマサトの学生時代の同級生。

 その人物と出会ったことで渚がマサトにどれだけ恋焦がれているのかわかる結果に。

 あそこまでポンコツになられて、驚きましたが、それと同時にギャップがすごく、できる女性ができなくなるのっていいですね♪

 新キャラももちろん脅威なのですが、近場にも、マサトの同期の深広に鏡花という手ごわいライバルの存在も。。。

 今回その3人で女子会をやるエピソードがあったのですが、同性同士だからか年甲斐もなくはっちゃける様子は男子も女子も変わらず、どこかほっとした気持ちに。

 場所やお酒が入っているちょっと変なテンションの中行われる女子会はとても楽しそうに和気藹々としていてとても微笑ましい様子が。

 マサトと共に酒を飲む様子もいいのですが、今回見たいな展開もいつもと違った空気でとても素晴らしかったです。

 渚の告白とその後のアプローチを経て気持ちが揺らついているマサトの心の動きはよくあらわされており、徐々に渚に対してその想いを募らせている様子もgood

 新プロジェクトも軌道に乗り、渚との仲も徐々に縮まり、意識していくマサトだが、渚のライバルも多い中今後どのようなオフィスラブな展開が待ち受けているのか?

 そして次の飲み会のつまみとメインはいったい何なのか…銘柄・展開ともに気になる作品です。

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