こんにちは♪
本日の一冊はこちら(*’▽’)
あらすじ
『小説家になろう』にて大人気の、幼馴染が絶対に後悔するラブコメディ!
書籍化した作品が一巻発売早々にアニメ化決定! アニメの円盤は爆売れし、映画は興行収入五〇〇億円の超大ヒット!!
そんな巷で人気急上昇中、一部では既に“神作家”とまで信奉されている高校生Web作家・上松勇太はある日、毎日のように熱い応援を送ってくる幼馴染・みちるが、自分のことを好きなのだろうと思って告白する。しかし──。
「ぼ、ぼくが作者のカミマツなんだけど」
「はあ? あんたみたいなオタクが神作家なわけないでしょ!?」
あえなく大玉砕。みちるは勇太ではなく、作品の、作者の大ファンなだけだった。
だが彼女は後に、カミマツの正体が勇太と気付いて後悔する。
その時には既に勇太の周りには、幼馴染よりも可愛く性格も良い、アイドル歌手や人気声優、美少女イラストレーターがいて──。
『小説家になろう』にて大人気の、幼馴染が絶対に後悔するラブコメディ!
おススメ度:★
もともと『小説家になろう』のランキングに一時期載っており、読もうか悩んでいた作品で、書籍化したということでせっかくなので書籍で読もうと購入(´;ω;`)
無自覚チート系という一昔前に流行った属性とざまぁをラブコメに取り入れるというある意味新しいことですが、、、
ちょっとどころかいろいろ盛りすぎていて今巻だけで正直ダレました…
流行が一周回れば受け入れられる人も増えるかと思いますが、webで読むには一話一話が短く更新頻度にもよりますが苦にならない内容かもしれませんが、書籍をメインで読む人にとっては結構きつい内容です。
序盤は無自覚といっても周囲が大げさにし、作品を円滑に進めるための誇張表現だと思っていたのですが、徐々に不穏な空気が((((;゚Д゚))))
明確な数字や一応のライバルキャラとの比較が出てくるたびに読んでいるほうがドン引きするような情報が出るわ出るわ…
ジャンルが違うほうがよかったのでは?と思え、ラブコメとしてではなく、別のジャンルの作品だと思って読めば面白い作品だと思いますが、やはり無自覚チート系はファンタジーとかでやったほうが良いですね(;’∀’)
現実を題材とした作品であるならある程度のところで押さえておいたほうがよかったと思います。
主人公が小説を書いていたモチベーションが『幼馴染に楽しんでもらいたい』という動機だったこともあり、それ以外のことに無頓着というのはまだ我慢しましょう。
しかし、それなら秘密にせず、投稿を始めたときにその子にだけ伝えておけばいいのでは?無理やりざまぁを入れたからか幼馴染に対してのざまぁは薄く、どちらかと言ったら終盤に幼馴染に絡みに来るクラスの陽キャであるかませ犬君のほうが濃い…
自己評価が低すぎることで無自覚チートを演出しているが、比較対象が多く、実際に会話していたということもわかれば自分の作品のことだけでもわかると思いますし、アニメ化等されているのであれば自己評価云々の前に流石に正当な評価を受け止めてないというのはどうなの?
幼馴染も含めた4名のヒロインが登場しますが、3人目までは許容できる。
ラストの4人目は人によっては嫌悪の対象になるので、web版ではどうだったかわかりませんが、書籍化するにあたってキャラ変更することは視野に入れなかったのかという疑問も。
もちろんその彼女がそうなるに至るまでの理由があるのなら今後語られると思いますが、、、ただの猫かぶりだったらよかったと思えるレベル。
幼馴染のヒロインに関しては正体を明かすタイミングが最悪だったため、正直彼女に同情できる点も多大にあります。
実際告白後好きな人の話をして「その正体が自分」とか自分の気を引きたいだけの嘘だと思うのが普通の反応だと思います。
もちろんそのあとに正体が判明し、後悔していましたが、どっちもどっちですし、最終的には現状維持というのが一番しっくりくる関係になったのも含めて”ざまぁ”には弱いかな?
残りの2人はまぁ、可もなく不可もない王道ヒロインといったところ。
主人公に対する憧憬がヤバいという一点に目をつぶれば許せるレベルです。
創作ということはわかっていますし、作者様が書きたいことを書くのが一番だと思います。
現実世界(恋愛)というジャンルで書くにはちょっとありえない表現が多かったとも思います。
自分は今巻のみの読み切り作品だと思って読んだところもあるので次巻が発売されたとして読むかはわかりません。
もしかしたらweb版を読んで決めるかもしれません、、、
昨今投稿作品のランキング上位に入った作品がどのような形であれ頻繁に書籍化するのは作家様にしてはいい傾向だと思いますが、もう少し吟味されてもいいのでは?