こんにちは♪
本日の一冊はこちら(*’▽’)
あらすじ
「ねぇねぇ、なんでいつも寝たふりしてるの?」休み時間、寝たふりをかます俺こと永沢修二(えいざわしゅうじ)に度々声をかけてくるのはクラスメイトの華月美蘭(はなつきみらん)。そんな美蘭に戸惑う俺へ、両親は不意にこう告げたんだ。「実はな、お前には許嫁がいるんだ」と……! しかもなんとその相手は、何かと俺に構おうとする美蘭で!?昼も放課後もいつも一緒。最初は突然できた許嫁に困惑した俺だけど、それすら美蘭は優しく受け入れ、まっすぐな想いでリードしてくれて……?「一緒にご飯食べよう♪」「あの修二が好きそうな店、行ってみたい!」陰キャとギャル。正反対な2人が心を通わせていくイチャラブコメディ、開幕!
おススメ度:★★★
設定としてはありがちな陰キャの主人公とカーストトップのギャルのラブコメ。
押せ押せな美蘭だが、要所要所ではしっかりと修二を立てる気立てがあり、展開としては結構急ぎ足な気がしないでもなかったが、美蘭の献身的な態度を見るとどうでもよくなりました…
物語が進むにつれ修二の美蘭へ対する想いの変化が態度にも表れてから面白く、2人の関係が周囲にも公表されたことで、今後どのようにイチャイチャするのか楽しみです。
修二一筋の美蘭
修二にとっては寝耳に水の『許嫁』ですが、美蘭にとってはそうでもなく、逆に修二との仲を無理やりにでも進展させるための行動だったことには結構な驚きが!!!
あらすじにも書いてある通り、再会(修二は覚えてないというテンプレ)してから美蘭が修二に話しかけていたのも仲を少しでも深めて関係を進めたいという思いからでしたが、あと一歩の勇気が出せず、結局一方的に話しかけるだけということになってしまったのは悲しいこと。
そんな自分にあきれ、このままではいけないと話を進めたということで、その愛は偽りないものだというのもわかります。
ただ、修二のために花嫁修業もしている彼女がギャルの格好をしだした理由についてはちょっと気になるところ。
修二の好みがわからなかったというのもあると思いますが、再会したときには陰キャっぽいのはわかっていたのでその後に方向転換できたのでは?
展開自体はテンプレで、ラブコメを少し読んだことがある人は結構展開が読めるのではないでしょうか?
元がYouTubeの動画コミックなので、1話完結でわかりやすくするために作成されたものだと思うので、単話ならいいと思うが、続くとどうしても無理やり感が大きい展開もあり、そこが残念か?
そこら辺の雑事については美蘭が修二に尽くすし、甘い空気が作られるので、それにすべて救われている感じになっており、修二が美蘭に惹かれていく様子もうまく絡められているかと。
本作でも一応わかりやすいかませ犬的なキャラが登場しますが、あまり目立つこともなく、本当に修二と美蘭の仲を周知させるための舞台装置になっただけだったのが印象的だったので、もう少し絡められたらよかったのでは?
次巻以降修二と美蘭の仲が公表されたことで周りから見られる目も変わってくると思いますが、修二にかまう美蘭のブレーキが亡くなったことで、どのような状況になるのかはとても気になるところです。