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あらすじ
強さじゃない。“楽しく生きる”ために魔法使いになるんだ
剣士リクスは戦い以外の人生を求め魔法学園へ入学するも、魔術師の適正皆無と判定される。それでもリクスは持ち前の戦闘能力ゴリ押しで学園生活をこなし、新たな生き方を掴むべく自分なりの“魔法”に挑んでいき?
おすすめ度：★★★★
感想
『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』でおなじみの羊太郎先生の新作。
前作では”教師”が主人公なのに対して今作では”生徒”が主人公という違いはあるが、ジャンルは共通で学園ファンタジー。
実績がある作家様なのでとても安定して読むことができる作品。
魔法が使えない主人公が予想の斜め上のような解決方法で授業を突破していく姿は結構面白かったですし、そういう解釈もありかぁと納得させられる部分もありでとても面白かったです。
ヒロインもまたクセがあるキャラになっているが、徐々に距離が縮まってくる感じはとてもよかったです。
二人の関係性について明確にされたが、ここからどのような関係を築き、過ごしていくのかとても楽しみ。
そしてさっそく敵対組織が出てきましたが、本作も一筋縄ではいかなさそうな雰囲気があり、そちらとの対立も楽しみな一つ。
”人形”から”人間”になりたい主人公と”過去”を捨て”未来”を手に入れたいヒロインがどのような活躍をしていくのか…
前作が好きな人、その作者が好きな人は是非読んでみてください。
きっと満足いくものになっているはずです。
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