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あらすじ
クラスメイト達と共に異世界召喚されたものの、親友だと思っていた友人の裏切りによって見知らぬ世界を独り彷徨うことになった秋光司。
有角の種族「魔族」が暮らすエイギーユに流れついた司は、召喚時に得た恩寵(ギフト)――時代遅れの魔法「印術」だけを頼りに、「自由傭兵」として死と隣り合わせの毎日を送っていた。
そんなある日、突然訪ねてきた幼馴染の松坂美穂乃から「妹の志穂乃を助けてほしい」と告げられた司。
彼が美穂乃と交わす条件とは――?
おすすめ度:★★★★
感想
元々ノクターン原産の作品ということでエロいシーンが入っていますが、しっかり作りこまれた設定によって全く気になるようなことはなく、結構重厚なファンタジー作品として読むことができます。
そして、作りこまれているからこそ、日常シーンはありますが、コメディといったシーンはありません。
最初から最後まで濃厚な作品なので、コメディが混ざってほしいという人はちょっとやめたほうがといった作品です。
さて、作品としては本作、全く見えませんが『クラス転移』ものになってます。
なぜ主人公が単独行動をしているのか、現在は”結果”だけわかっていて”過程”は不明なままです。
ヒロインの妹も含めてこの部分が明るみになることで本作の本筋が見えてくると思います。
現在は”契約”によって相互利益を得つつともに行動している状態。
”契約”で縛っているのでラブコメのような甘い空気はなく、ほとんど険悪なムードで話が進むのも本作の特徴。
かといって救いが無いということは全くなく、一筋の光を追い求める状態なのもいいですね。
web原作なので続巻に期待できる終わり方になっているので、しっかりしたファンタジーを読みたい方は是非読んでみてください。