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あらすじ
『少女漫画から出てきたイケメン』『何をやらせても出来る男』
勉強・運動共にトップであり、全校生徒憧れのカリスマ的存在――そんな完璧な評価を維持する為、日々隠れて努力する高校生・五代涼真。クラスメイトと良好な関係を築きながら、”完璧”である為に他人に深く干渉せずグループにも所属しない彼はしかし、とある理由から困っている人間を無視できない性格だった。
そんな涼真はある日、真面目過ぎたためにぼっちになったクラスメイト・木下みなみの本音を耳にする。ポリシーを曲げてみなみを助けようとする涼真がこの青春で得るものとは――。”強い”主人公が送る、新たなハイスペック青春ラブコメ!
おすすめ度:★★★★
感想
とある理由から”完璧”を目指す主人公の涼真が『悪癖』により困っている人に手を貸してしまうというあるある展開。
今回の渦中の人物であるヒロインのみなみもまた様々な問題を抱えているところを『悪癖』により手助けから始まる恋物語。
今巻では”現在”手を差し伸べているヒロインと”既に”自分の手から離れているヒロインの二人がメインを張りますが、正直今回後者のヒロインの出番は少なく、次巻に期待したいかと。。。
なんにしろ、最初のころからどんどん魅力的になっていくみなみの様子を楽しみつつ、涼真の手腕に恐れおののくのがいいかと。
もちろん、自信が”完璧”を目指すということは手を貸している相手に対しても相応の”過程(努力)”を求めるのは当たり前なのですが、、、
どんなに経験を積んでもなかなか加減ができていないところが年相応に感じられました。
そしてそんな”過去”にならず、涼真とは別の”視点”から”未来”を見つめ、関係を続ける少女たち。
もし時間が出るのであれば今度は”既に解決”したはずの少女のSOSを感じ取ってきっと”過去”と”現在”からお互いを見つめなおしてくれると思っています。
親友ポジが2枚目というよりも3枚目みたいなポジションに落ち着いているのが何とも面白い形に。
一応彼自身は涼真のことを嫌いだと自称しているが、そのほかの言動が伴ってないんだよなぁ…
男のツンデレはそんなに需要が無いと思うけれど、いることで現状確認が簡単にできるのはいいですね。
今後もちょうどいい距離感で物語に関わっていってほしいですね。
こういうキャラが結構人気出るんだよなぁ…
なんにしろ、次巻以降が楽しみな作品です。