星詠みの魔法使い 3.

オーバーラップ文庫

こんにちは♪

本日の一冊はこちら(*’▽’)

あらすじ

ヨヨはエヴァとの仲を深め、無事に定期試験を乗り越えた。ソラナカルタ魔法学校は冬休みに突入し、ヨヨはルナとエヴァとともに工房迷宮へと潜る。そこで出会ったのは、セレスティティと名乗る3年生の魔法使い。彼女の額に埋め込まれた水晶は錬金術師の一族であるドワーフの証だった。セレスの案内で、3人は工房迷宮に隔離結界で隠されたドワーフの里を訪れる。そこでヨヨたちが知らされたのは、ドワーフ族に伝わる“巫女”と“運命”の話。運命に縛られたセレスの枷を解き、諦めた夢を取り戻すため、“星詠みの魔法使い”は星を落とすーー!


おススメ度:★★★★


 今巻の”夢”を取り戻すのは新キャラ&ドワーフ娘!!!

 ファンタジー作品ではおなじみのドワーフですが、表紙のオレンジ髪の少女を見てわかる通り、人と変わらない姿をしており、本作のドワーフも筋肉はありそうですが、姿かたちはオーソドックスなものではなく、普通の人と変わらないものというちょっとした驚きが。

 1・2巻と在籍しているソラナカルタの想像を絶するほどの過酷さはわかっていましたが、今回の少女はいったい何を夢見てその夢を諦めていたのか…

 そして”夢”を物語の”バッドエンド”が嫌いなメンバーがそろっていてそのままということはありえず、行動を開始し、さらに2巻の際に登場した黒幕とも接触することに!

 ヨヨのハーレムも順調に拡大していくなか、ソラナカルタの深淵に触れるのか今後が楽しみになる展開でした。

新キャラはドワーフの少女

 上記もしましたが、ファンタジー作品ではおなじみのドワーフが本作にも登場。

 本作の世界観を織り交ぜながら彼らの現状が語られましたが、ほかの種族もソラナカルタの迷宮にいるということが推測されるので、ほかの種族の登場にも期待が持てます。

 本作のドワーフは姿かたちは人と変わらず、ある身体特徴があるというだけという、ハーレムに加えてもしっくりくる設定でしたが、そのほかのことについては想像通りでした。

 つまり、『酒飲み』『モノ作りが得意』という部分は一緒で、新キャラも『酒飲み』かは置いといてもう一つの特徴を十二分に反映させたものになっていました。

 性格自体は似たり寄ったりですが、ほか2人のヒロインよりもう少し明るい感じですが、どこか闇を抱えているのは本作ではデフォなので割愛。

 死の間際でヨヨに救われるという最高の状況で何もないということはないので、今後の継続的な登場と活躍に期待できるキャラでした。

 今巻は魔法使いの行きつく末についていくつかの事例が登場します。

 その中の一つの被害者が黒幕として登場しますが、彼がいったい何を掴んでいて、何をしようとしているのか、それが今後の物語のカギを握ることだと思いますが、どうなるのか。

 ともに行動するメンバーも増えルナにとっての主人公として成長しているヨヨですが、そろそろ彼自身が成長することが必要になってきました。

 彼らが今後どうなっていくのか、敵が『バッドエンド』を望み、自分たちは『ハッピーエンド』を望んでいるので必然的に敵対するのはわかっているので、全員がどのように成長し『バッドエンド』を覆し、望む結末を手に入れるのか楽しみです。

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