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あらすじ
アニメ化企画進行中! 超規模バスケに参戦の第5弾!
不可能と思われた迷宮を完全攻略してさらなる注目を集めるフェイだったが、一方で事件を通じ「正体不明の神」から目をつけられてしまう。そんな最中にメンテナンスも兼ねて参加することになった
のは、世界樹を舞台とした超大規模ゲームで、なんと、立ちはだかるのは「神樹の守り手」の連合チーム。複数の神を同時に相手にする緊急事態に、フェイ達もアニータらと共に手探りのゲーム攻略に
挑むことになる。その頃、迷宮での事件から「神々の遊び」に干渉する存在を看破したウロボロスは、フェイに興味を持つ他の神とも接触。世界は一人の少年を中心にして、大きく動き出そうとしていた――!
おすすめ度:★★★★
感想
徐々に混迷を期すようになってきた『神は遊戯に飢えている。』も5巻。
今回は久しぶりに神の遊戯2つに挑戦!!!
一つは前回イレギュラー?によって飛ばされた森林を舞台にしたゲームだが、フェイたちがどのような攻略をするのか毎回一緒になって考えながら読んでいるので楽しみでした。
そしてその裏で暗躍する”もの”たち…
当面の敵は4巻の時点でわかりましたが、その裏に隠された秘密はまだまだ分からない…
今後重要になってくるであろう登場人物も増え、ピースも出てきたところで、いったいどのような『真実』が隠されているのか…
今後の展開も目が離せません。
今巻の第1の遊戯は森全体を使ったバスケット。
基本1vs多という形が主だった中で初めての多vs多というチーム戦。
1柱でも強力な神がいったいどのようなチームワークを見せてくれるのか楽しみな内容。
どれだけ人と遊びたかったかわかるほど練りに練られた神側の戦略に翻弄される人間側だが、何よりそのチームワークの良さにとても驚かされる内容。
雰囲気としてはまさに学生が集まって遊んでいる感覚で、自分たちの特技を十全に発揮し、組み合わせる姿は人間と一緒。
やはり遊戯にかける想いは人間も神も変わらないというのがわかる。。。
いや、いままでもわかっていたんだが、”協力”という面で今まではどの神も1柱だったし、周囲には眷属やギミックしかなかったから”協力”してどうこうするという展開はね
で、今回の攻略方法ですが、やはりというかフェイと自分の考えが一緒だったのが地味に嬉しかったです。
毎回奇抜な発想が多かったので結構シンプルでわかりやすかったのもあるか?
さらに、最近あまり活躍の場がなかったレーシェも活躍して満足。
そしてもう一つは前回に引き続き『迷宮』・・・
今回は同じ『迷宮』でも、『ダンジョン』ではなく、『迷路』なので前回とはまた違ったテイスト。
そこに人狼のようなものも加わって把握するのがもう大変…
こちらのゲームに関してはフェイたちがどれほど仲間を信頼しているかというのが如実に表れた形に。
こちらの遊戯に関しては最後まで結果がわからず、フェイの解説でようやく納得できる結果に…
大体同じところでミスリードされていたので考え事態はよかったと思ったんだけどなぁ…
表紙にもなっている新たな神はここで登場しますが、毎回いいイラストを描いてくれて本当に嬉しい限りです。
無敗ちゃん(ウロボロス)の傍若無人に関しては何も言わないが、彼女?のおかげで新たな道が開け、今後の展開に期待を持てるようになった今巻。
10勝したときにいったい何が起きるのか、そして『遊戯を楽しめない』ひねくれものの神がいったいどのような騒動を巻き起こそうとしているのか。
本部に存在する4柱の神は本当に”善性”?その中に裏切り者がいた場合、恐ろしいことも…
すべては次巻以降明らかになるが、どのような展開になるのかとても楽しみです。
そして、ついに決定したフェイたちの『チーム名』!!!
まさしくフェイたちにぴったりの名前とその決まり方に驚きました。
次巻はいったいどのような展開が待っているのかとても楽しみです。
細音先生もあとがきで書いていましたが、ミノタウロスの遊戯は別のところで本当に見たいですね。
なんならドンちゃんと合同企画でも可です!!!
あの仲のいい二人が協力してどうゆう遊戯を作るかも気になるところ。
短編集などを出す際に一考してくだされば嬉しいです。